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76年目の夏…終戦記念日に寄せて

※過去blogからの転載です。2本を一本にまとめたので長いです

反戦と平和への思い

太平洋戦争が集結して74年目。

戦後生まれの戦争を知らない子供たち世代ですが、両親は戦前生まれで空襲を経験していますし、大叔父は広島で被爆しているし、陸軍に属していた祖父は満州で捕虜になってのシベリア抑留者なので、そのような体験を身内からもメディアからも散々聞かされて育っていますから、先の戦争に対して思うことはそれなりにあります。

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「戦争はよくない」「日本は無謀なことをした」

戦後のアメリカ先導による、自虐的な刷り込み教育も受けました。

でもね。「戦争」はよくないものともちろん思ってはいるし、
平和が尊いものであると、戦争はどんな理由であっても良くないものとも
そのようにも実感してはいますが…

先の大東亜戦争で日本が100%悪かったとは、思っていない一人でもあったりします。

先のこの戦争では戦争という場において、たくさんの蛮行や悪行三昧をした人も多いし、私利私欲から自らの立場を利用した人もいるのは事実。

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ですが、
日本がもともと軍備強化して、アジアの各所に進攻と言う名の派兵をしたのは、西洋諸国の植民地になることを懸念してのことで。そうした侵略の魔の手からアジア諸国を解放して、自分たちのアイデンティティを守り、統治権を取り戻そうとした五族共存の精神が背景にありましたし、日本国の自国と自国民を守ろうと言う、そうした懸念や考えは戦国時代から、安土桃山と江戸時代にまで遡ることが出来ますものね。

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キリスト教の迫害とイエスズ会の宣教師追放。その流れでの鎖国。
これはみんな深い意味がありました。
この時も西洋諸国は、キリスト教の布教とともに(体裁ですね)、アフリカやアジアの植民地化を図っていましたし(公平な外交でも貿易でもなく)、さらにはたくさんの奴隷貿易も行われていたのです。日本の女性たちも鉄砲を使用するにおいて、欠かせない火薬を手に入れるために、奴隷として火薬1樽に対し何千人単位で国外に売られていたのですから。(鉄砲本体は日本の技術力でコピー成功となりましたが、火薬だけは輸入するしかなかったので)

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こうしたキリスト教国(カソリックたるイエスズ会)の蛮行から、自国と国民を守ろうとしてのバテレン追放令です。このような事実の前では鎖国もやむなし(とはいうものの沖縄に対しては、ポルトガルやスペイン、イギリスと
同じような酷いことしたわけですけど)。

でも鎖国は黒船来航によって終わった。

しかし、気がつけばアヘン戦争とかあれやこれや…中国という大国もアジア周辺諸国も、西洋諸国の統治下に入ってしまったりして。

次は日本だ 我々だ これはヤバイ

と多くの人が思ったわけです。

そしてアジア全体で協力して、西洋諸国をアジアから追い出そう!
自分たちの国と統治権を取り戻そう! 五族協和だ共闘して立ち上がろう
みたいな・・・そんな考え、大義名分を振りかざして、大東亜戦争が始まってしまった。

歴史というのは勝者の記録なので、日本が負けてしまった以上、敗戦国の日本は戦勝国からして「悪」になります。

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日本はドイツやイタリアと三国同盟を結んでいたので、同じ敗戦国のドイツとよく比較されます…確かに同盟は結んで友好国ではあったけれど、(利用しあっていたというか利害に一致があったので)
そもそも戦争を仕掛けた理由がまったく違います。

日本はアジア全体を侵略して、統一支配しようとしていたわけでは無く、それぞれのアジアの国々の人たちに、蜂起して自国の権利を取り戻してもらおうとしていました。

そのような大義名分や理念があったからこそ、日本軍人には規律があり他国への文化や歴史、その国の民族性に対する尊重がありました。その結果としてお隣の国以外の他のアジアの人々は(台湾とかインドネシアとかとか)、そのことを深く理解してくれて親日家の方々が多いです。
(韓国でも戦争体験者の人たちは、そのことを自らの経験から理解してくれていますが、それを口にすると反日の人から叩かれてしまうという悲劇)

もちろんそうではない、爛れて腐敗した考えの軍人も多かったし、勘違いして傍若無人な恥ずかしい行為をした人々もいます。いつのまにか戦争をすることになったきっかけ、最初のポリシーたる大義名分。
「アジアの国々で手を取り合って、西洋諸国の侵略から自国を解放しよう」
と言う大望から遠く離れて、他国を支配して自国の優越を誇るべく君臨しようと、侵略としての戦争として殺戮を楽しんでいた人も、軍部の中にはいたようですし…

あの戦争は正しかったのか・・・

と言われると、正しかったとは言えないと思うし、
けれども間違っていたとも言えないと思ったりします。

あの戦争がなければ日本という国は、イギリスやオランダやスペインなど
どこか西洋諸国の植民地になっていたかもしれない。

アジアという地域は他国の畑になり下がって、国という形を持つ場所は無くなっていたかもしれない。

では、どうすればよかったのか・・・
あの時、日本はどのような道を選ぶべきだったのか・・・

この答えはたぶん一生解らないと思います。

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でも、21世紀の今の時点で全世界のすべての国において、他国の植民地になったことのない国が、わずか日本一国だけ…と言うのは紛れもない事実なのです。(戦後アメリカに統治はされましたし、分割して植民地化される話も出ていたようですが)

それでも戦争は正当化されていいものでは無く、大義名分があり正義のための戦争であったとしても、その中で破壊があり不義や非道も生まれ、生命や道徳に対する罪が行われるのは事実で。

崇高な目的を持って気高い行為をする人ばかりでは無く、これ幸いとばかりに己が本能を剥き出しにして、人が人に対して行うもっとも最低なことを好む輩に、格好のステージを与えてしまうことにもなる。

自分のために一人殺せば殺人だが
国家のために何千人と殺めれば英雄となるのが戦争

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あってはならない悲劇ですが、戦争によってしか守れないものもあるのは事実。その矛盾。戦争によって行われ、守られる正義など…もはや正義ではないとも言えるのかも知れませんが、話し合いによって国同士の問題が解決される見込みのない現代では、戦争のない未来、永続的な和平など、まだまだ楽観的な夢、机上の空論であると言えるので。

それほどまでに私たちはまだまだ成長せず、霊的進化のレベルで言えば、動物並みの本能で生きるレベルか、無意識に操られるレベルで止まっている、発展途上の未開人なのです。

人類は何億年何千年と生き、その間にたくさんの文明を誕生させ、歴史を繰り返しながらも、争いを愚かな過ちと学習せず、いつまでも何度でも繰り返しています。

生まれては死に、死んでは生まれて、たくさんの人生を後悔しながら、怒りや悲しみ、別れの苦しみ、愛する人を失うことの痛みを経験しながら…争うこと殺しあう歴史をやめようとはしない。戦争と人殺しが長く行われなかった文明は、縄文時代(縄文文明)くらいで…

早くこの負の連鎖・戦いの歴史が終わることをただただ望むのみ。

(ここまで書いて解った人もいるかと思いますけど、日本が大東亜戦争に至った国のカルマは、鎖国政策に至った経緯の中にあります。このこと、時代の波に合わせて、自らのカルマのレッスンに取り組もうと転生して取り組んだ人たちもいるわけです。ドイツが戦争に至った国や地域のカルマと、日本という国のカルマとはまた別なんですね。ここではいちいち説明しませんが)

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関係ないですが、
私は子供の頃、「サイボーグ009」という作品がすごく好きでした。最初は白黒のアニメからファンになり原作漫画へと実はファンクラブに入っていた時期もありましたっっ なので石森プロに行ったこともあります。

石森先生の特撮ものは、仮面ライダー(但しV3まで)やキカイダーやゴレンジャーとかの戦隊モノとか好きですし、手塚先生を始めとして、トキワ荘出身の漫画家さんのアニメを見て育った世代。

多国籍なキャラが出てくる作品であるのにも関わらず、世界に誇るジャパニメーションの中でいまいち人気が出ないのは、キャラクターのステレオタイプ的に描かれた、デフォルメが極端すぎて受け入れられないのかもっっ

でも最近、キャラが現代風になったものもあるようでして(見てないけど)
原作ファンからすると違和感ありありですが、世界中の人にこの作品の主題テーマとか良さを、知ってもらうにはいいのかなーとも思ったり。

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手塚先生の作品は反戦的なテーマと言うよりは、人類みな兄弟的なものとか「いのち」の大切さとか、人間そのものの葛藤とか欲望とか村社会の閉鎖性とか、「ひと」に焦点が当てられているものが多かったように思いますが…

石森先生のはたぶん当人の過去生での、恐怖や戦慄体験が影響していたのだろうと思うけど。「戦争」「改造人間(人体実験)」「悪の組織」「人種問題」「家族を殺される」なんかが色濃くテーマに出ていましたかね。

私が「サイボーグ009」を好きだったのは、戦争と平和そして人種差別というテーマを、扱っていたからだと思います。

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キャラクターたちの中には、人種差別や偏見など戦争の被害者がいて。主人公のジョーはGHQの兵隊と日本人の混血児で、人種差別に悩む戦争の落とし子でしたし(戦後の混血児の置かれた立場や問題に関しては、エリザベスサンダースホームの問題などをぜひ検索して調べてみて欲しいです)

髪型はモヒカン族なのにアパッチ族の名前なジェロニモは、アメリカの先住民であるのに侵略者たる子孫の白人たちに差別される立場。

ケニア出身のピュンマは奴隷商人に売られ、アルベルトは冷戦下で東西ドイツのベルリンの壁を越えようとして、恋人を亡くした過去を持っていたり…

チームの頭脳たるイワンは、マッドサイエンティストで毒親な父親に虐待とも言える人体実験をされ、母を殺された孤児になるのかな。

ベトナム戦争や麻薬カルテルのこと、戦争の仕掛け人たる武器商人(ブラツクゴースト)とか、当時の世相的テーマがてんこもりです。

ただ昔の漫画だし読みにくいかもですね。途中から古代文明とか宇宙人とか出てくるし、少し路線が変わったりして…

でも、この作品からはたくさんのことを教えてもらいました。色んなことを考える機会を与えてもらいましたし、良い意味で影響を与えてくれた作品のひとつです。

原作にはない話だけど、一番最初の白黒アニメの「太平洋の亡霊」って話は、ものすごく考えさせられたなあ…もろ昭和っていう作品ですけど。
あの時代の作品はドラマなんかでもみんな、あんな感じでした<私は貝になりたい

良い意味でも悪い意味でも、反戦に偏っていたというか…
戦争はよくない、日本は悪いことをした国だ・・・みたいな。

戦争はよくない 戦争は正義ではない

けれども…

当時、日本という国がした選択は、本当に悪いことだったのか?
日本は本当に悪い国であるのか?

終戦記念日に、一人でも多くの人に考えてもらいたいことでもあります。

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我が願い,祈りの鐘が響くとも


さて去年夏から、自分自身のある問題に取り組んでいるとは、先日のどこかの記事に書いたと思います。

その過程の中で自分自身と対峙して、改めて思い知らされることや新たな発見やら、様々な気付きがあったのですが…

その中で、「自分が社会に貢献したい事」「私自身の本当の幸福」「本当に価値を感じるもの」これについて改めて自分自身に問い直し、心の深淵まで下って考える機会を持ちました。

そこで出てきた感情は…

「戦争はもうイヤだ! 人と人が争って、殺し合い傷つけ合う
 そんな世界はもうイヤだ! イヤだ! イヤだ!! 絶対にイヤだ!」

って言う、叫びにも似た悲痛な想いでした。

人種だの民族だの宗教だの身分だの、そんなことて差別して相手を格下に見て、人を人とは見なさず残酷な刑罰を与え、残虐で非道な扱いをしたり殺戮したりする、戦勝国だの敗戦国だの、他国を侵略して領土を奪って統治して、先住民を奴隷にして文化も暮らしも滅ぼして…自分たちの利権を貪るために、人々を殺戮して女を凌辱し赤ん坊まで殺す。

平穏で幸福な日常すべてが一気に破壊され、家族や愛する人と引き離され、親しい人や昨日までの隣人が敵になって、牙をむいて恐ろしい悪魔に変わっていく…

そういう人間が時代が移り変わって進んでも、繰り返し無くならない愚かな所業に対して…

もう、うんざりだ!! 冗談じゃない!!
これ以上の悲劇や、苦しみや憎しみの連鎖はごめんだ!

って言う、嗚咽と慟哭が出てきたんです。

戦争に対する憤り、犠牲になってきた人々の哀しみ、血に染まった大地や河 累々と築かれる屍の山…

そんなのはもう見たくない! 繰り返されたくない! そうした負の連鎖を終わらせたい。

動物並みの本能や無意識のレベルに留まったままで、エゴイズムに支配されて悪に操られて、低次元に囚われている人間の意識を変えたい。

それが私の根本的な欲求で動機なんですね。
この仕事をする意義というか理由の一つでもある。

何度も逃げ腰になりながらも、止めたくなって逃避しても、やっぱりここに戻ってきてしまう理由。

私がやっていることは、政治でも経済でも無いし、思想的なことでも無い。
この世を変えられるような財力も無いし、そんな権力も知恵も影響力も何一つ持っていない。

私はヒーラーでセラピストで、一介のスピリチュアリストでオカルティスト
魔女とかシャーマンとかユタとか、霊媒とか占い師とかな肩書しかない。
魔法使いなんかでは無いし、奇跡を行える神通力とか、人の意識を変える力なんて持っていません。

私が出来ることは本当に小さいこと。

個人セッションでクライアントさんの話を聞いて、背景にどんな問題があって、どのような影響が出ているのか…因果を読み解いて現象の理由を推察して説明したり、氣の補充をして整えて波動を上げて、クライアントさん由来ではないエレメンタルや、手放すべき時期が来た不要なエネルギーを、除去するなどのアプローチをすることとか…せいぜいその程度。

後は霊的波動を上げるためのアチューンメント(イニシェーション)を仲介することと、霊的世界のこと、心霊科学を解説したり、難しい霊的知識や真理の教えを噛み砕いて、多方面な知識と統合して教えることくらい。

だけどその小さいこと。個人個人が、より良い人生を生きるための手助けをすることこそが、大事なんだと信じないではいられない。

誰か一人の波動を上げることは、その人自身のみならずその人の周囲にとっても、恩恵を与えることに繋がるし、結果として地域や社会…そして人類や地球の波動を上げることになるのではと…。

一個人の問題を解決することは、その人の問題のみならず、周囲にとっての問題を解決することで、世の中や社会そして人類全体と地球の問題を一つ解決することにも繋がる。

その人の過去生の問題にアプローチし、哀しみの記憶を癒したり、負のエネルギーを解放することや、自らや他者を許す道を創っていくことは、その人を癒すばかりだけで無く、その周囲の人を癒し関係性を癒し、そして社会や人類全体 地球の哀しみの記憶を癒し、負のエネルギーを正のエネルギーに変えて…グループエレメンタル(悪のエネルギーの塊)を弱体化させて、その記憶が埋め込まれた場所を浄化し、地球全体を綺麗にしていくことにもなるんではって、祈りつつ。

そしてたった一人の人であっても、その人の精神的かつ意識の目覚めを促進し、霊的成長をサポートすることは、やがて百一匹目の猿運動のように、いつか人類全体の意識の目覚めを促進して、全体を助けることの礎になるって
そう信じています。

私が出来ることはとても小さな力で、私が伝えられることは本当に僅かで
私が助けることが出来る人、お手伝いをしてあげられる人に出会うには、
私の時間はさほど多くは残されていないけど…

私は私の出来ることを通じて、私の魂の切実なる願いごとを叶えるべく、一人ひとりのお客さんと真摯に向き合って、一期一会でその出会いの一瞬を大事に、誠実に仕事をするだけなのです。

もちろん何よりも私自身が、日々成長し進歩していくことが優先課題ではありますが。

(まあ…そんな大層な願望(野望?)が深層意識の中にあるものですから、
以前スクールを開催していた時にはヘビーでハードな過去生を持つ方が多く集まって下さったのですねっっ汗)

すべての人から涙が乾いて、すべての人類が心穏やかに安らかに、平和な生活を笑って過ごせる毎日を、助け合って、互いを尊重し合って、調和的に生きられるそんな時代が来ることを、ただ夢みて

その理想を叶えるために、私はたぶんこの仕事を細々と続けていくのです。

私がこの仕事を続けている理由は…
個人セッションを通じて、過去生セラピー(ヒーリング)をしたりチャクラヒーリングをして、潜在意識というジャングルのお掃除をしたり、エレメンタルのお掃除をするのも、霊的な知識をお教えするのも、すべてその目的と理想に向かっての、切実なる願いと欲求があるからなのです。

自分がそれにふさわしい聖人君子や、人から尊敬されるような人格者や、霊的素養に抜きんでた人間ではなく、欠点や問題だらけの社会不適合者だと、承知していてもなお…解っていても、ドロドロした醜い感情も、不健全な考えもまだまだ抱えた未熟者だけど…

こうしたことへの貢献をするために、私はこの仕事をこれからも続けるでしょう。

そりゃ、その…たった一人のクライアントに対して出来ることも、たいしたことは出来ていないというか、ほんの少しの手助けだけで、私が出来ることなんて小さなことで、そしてたった一人のクライアントさんの過去を癒しても、地球全体の比を考えれば、それはオーストラリアの大火災に対しての、ハチドリのひとしずく程度のほんのわずかな水滴で、地球を癒すことには届かないかも知れませんけど…

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そんなことは無駄なことだよ、まったく何の効果もない、意味のないことだよって、誰かに言われてしまうかも知れないけれど…

それでもその僅かがいつか波紋となって、全体を覆う広がりの一つになることを、ただ祈るばかりなのです。

だから何度生まれ変わっても、私はこの仕事をし続けるでしょう。


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