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切迫流産ってなに?

こんにちは、ミッドワイフのまいです。

みなさんは「切迫流産」をご存じでしょうか?
切迫早産は聞いたことがあるけれど、切迫流産は初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。

今回は切迫流産について詳しくお話しします。

1.切迫流産とは

切迫流産とは、赤ちゃんが子宮の中に残っていて、流産になりかかっている状態のことです。

流産は妊娠を続けていくことはできませんが、切迫流産なら、早めに適切な対応をすれば、妊娠を続けていくことができます。

2.切迫流産の原因

切迫流産は流産になりかかっている状態なので、切迫流産と流産の原因は同じです。

原因は週数によって違います。

妊娠12週未満

赤ちゃんの染色体異常のや遺伝性疾患が原因となることが多いです。

妊娠12~22週

赤ちゃんが原因になるだけでなく、お母さん側の出血・感染症・子宮収縮が原因になって起こると考えられています。

3.切迫流産の症状

では、切迫流産はどのような症状があるのでしょうか?
主な症状は出血と腹痛です。

①出血

トイレに行ったときに血がついていると、だれもがおどろくと思います。ですが、実は妊娠初期の少量の出血は約5人に1人にみられることでもあるんです。

子宮や胎盤が成長過程なので、出血しやすい状況にはなりますが、妊娠12週ごろには安定してくるといわれています。

出血が一度ではなく、いつまで経っても出血が止まらなかったり、出血が何度も繰り返したり、出血量が多い時は、早めに産婦人科を受診しましょう。

腹痛

切迫流産の腹痛はどのような腹痛なのでしょうか。
お腹が重く張っているような痛みといわれていて、重い生理痛のようなイメージです。

お腹が張った状態は、いつもはやわらかいのに、お腹が硬く張りつめている状態のことです。

お腹の張りが1時間に3回以上ある人は、すぐにかかりつけの産婦人科を受診してくださいね。

また、妊娠中期(妊娠16週~)からは出血がなかったとしても、強い腹痛が起こることがあります。これは、切迫流産の兆候でもあるので、注意が必要です。

「この腹痛は医者にかかるほど?」と思う人もいるかもしれませんが、「なんか変だ」という気持ちはお母さんしかわからないので、心配な時はいつでも受診してくださいね。


いかがだったでしょうか。

妊娠中の腹痛やショーツについた出血などで不安な時は病院の助産師や私たちミッドワイフに、気軽に相談してくださいね。
Twitterをしている方は「 #ミッドワイフコール 」をつけて、相談することができます。

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〈参考文献〉

日本産科婦人科学会,流産・切迫流産,産科・婦人科の病気,2018/06/16

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