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不登校児童・生徒への声かけ(不登校特例校で働く教員のつぶやき)

 みなさん、こんにちは。不登校特例校で働いている教員のハットです。

 不登校になった児童や生徒は、どうやったら学校に行くのだろうか?家から出てくれるのだろうかと、日々苦労されていると思います。子どものために多くのことを考えて、声をかけていますよね。
 しかし、声のかけ方や言葉の選択で、子どもを傷つけてしまうことが多いのです。特にHSP(Highly Sensitive Person)で生まれつき、感受性がゆたかな子どもは、そのケースにあてはまるかもしれません。
 その中で、特に気を付けるべき、声掛けの仕方の例を挙げたいと思います。


1.また、〇〇ね


 「また、明日ね」や「また、〇〇をやってね」など、未来を予測させる言葉はプレッシャーを与えてしまいます。次も同じように、期待にこたえなければならないとこどもは感じてしまうようです。
 そのため、「また」以外には「つぎは」や「今度も」などの言葉にも注意が必要です。

2.頑張ってね


 「頑張る」という言葉にも注意が必要です。何気なく、日常で「頑張ってね」という言葉はよく耳にしますよね。ただ、捉え方によっては、「もうすでに頑張っているのに、もっと頑張らないといけないの?」と受け取られるようです。

3.期待しているね


 この言葉も、1つ目と同じように、未来を想像させる言葉ですね。そのためNGです。また、「〇〇くんならできる」といった期待をかけるような言葉はNGです。


まとめ


 他にも、気を付けなければならない言葉はたくさんありますが、よく使ってしまいがちな言葉を3つ紹介しました。
 私は正直このような言葉を言われても何も気にしませんが、気になる子どもいるということを理解してください。こんな言葉を気にするなんて・・・と思われるかもしれませんが、子どもはとてもまじめで私はとても良い子だと思います。ちょっとしたことでも、気になっていて、周りの期待にすべて答えようとしているのですね。ただし、これは、ほんの一例です。

 言葉がけのコツは、今の子どもの現状に一緒に向き合って、前向きな言葉がけをすることですね。
 また、他の記事で、言葉がけのコツについて配信しますので、お楽しみに♪



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