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女の子の部屋はちょっとごちゃっとしてる方が可愛いけど。

一人暮らしのインテリアは白とベージュで揃えることにした。

木目の家具は入れない約束。

だって木目を合わせるのって難しいから。

それだったら木目のない真っ白の無機質な白で揃えた方がテクニック要らずで見栄えも良くなると思った。

デスク、ベッドフレーム、シーツ、ワゴン、小さいダイニング。
これらを全て真っ白にした。

そして、カーテン、デスクチェア、チェアマット、ダイニングの椅子はベージュにした。

安物ばかりだが、色だけは頑張って揃えた甲斐があって、整然とした雰囲気が漂っている。

また、ミニマリスト崩れなので、物も割と少なめだ。
棚はなくて、収容箇所がたくさんあるワゴンとクローゼットで収納はなんとか間に合わせている。

物が少なくて白が基調の、なんだか、、なんというか。
よく言えばシンプルで、悪くいうと殺風景。という感じ。

「この部屋に住んでる子は、中身がない子なんじゃないか」
そんなことを思われないだろうかとふと不安になるような。

センスよく物が並んでいるわけでもなく、ただ無難に白で揃えた無個性な部屋という感じにも見える。

こんな部屋に男の子を招き入れたら、なんだか殺風景でちょっとアレなんじゃないかなと。

インテリアをおしゃれにしようとするとどうしても生活感が邪魔になってくる。
ティッシュや洗剤のパッケージを必死で白やグレーの無機質で覆い隠す方向に走る。

でも、人間が暮らしている以上生活感は出て当然だし、全く生活感がない部屋というのは人間が暮らしていなさそうな緊張感や不自然さを醸し出す。

だから、ちょっとくらい木目が合っていなかったり、シルバーで合わせているのかと思いきや突拍子もなく、一目惚れしたという理由で買ってしまったローズゴールドの家具があってもいい。

大理石模様の雑貨を至る所に置いてもいいし、パンパスグラスやラグ、クッションなど色のトーンなど気にせず好きなものをどんどん置いていったほうが、なんだかその人の色が出て楽しいんじゃないかと思えてくる。

女の子の「好き」を考えなしに詰め込んだ部屋というのは、なんだか女子力だと思うのだ。

とはえいえ、失敗することを忌み嫌う私で、細かいことが気になってしょうがない私だから、考えなしに「好き」という理由でものをどんどん増やすことはなかなか難しい。

そういう意味ではこの殺風景な部屋が自分を表しているといえる気もしてきた。

殺風景とはいえ、引越し当初に頭を悩ませまくって揃えた家具たち。

白のトーン、ベージュのトーンに気を配って穴が開くほど画像で確認して、ギャンブルのような気持ちで届くのを待った家具。
某アンミカが言っていた「白は200色あるねん」を痛感し、ベージュも多分150色くらいはあるなと確信した日々。

そんな日々を思い返すと、私のこの無機質な部屋もやっぱり好きだ。

この部屋がさらに自由で素敵な「好き」がたくさん詰め込まれた部屋になる日も待ち遠しく思うけど。

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