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【俳優:阿部サダヲ】『寄生獣シリーズ』【2014年特撮映画/漫画/アニメ】

【特撮ヒーロー:ミギー】
【俳優:阿部サダヲ】

【感想】2024年2月24日投稿

今から10年前の作品。今最も話題の俳優、阿部サダヲさんが声の出演作品、しかも「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督。この作品は好き嫌い賛否両論だと思います。新種の寄生生物が人間を乗っ取り、他の人間を食べてしまう。私は、漫画もアニメ、映画も観て楽しめましたが、人間を食べるシーンなどはかなり気持ち悪い。寄生獣は、実写不可能と言われてましたが、山崎監督の技術で作られた。全体的に暗い作品ですが、阿部サダヲさんのお陰でコメディが効いた作品になってます。では、また。

【登場人物】

ミギー 声・パフォーマンスキャプチャー - 阿部サダヲ

主人公の右手に寄生したパラサイト。実写映画版では監督の方針により、ミギーは可愛らしく、新一との会話は面白おかしさを出す方向で演出されており、陽気でおしゃべりなコメディーリリーフとして描かれている。山崎監督は、実写映画化に対して原作者から「ユーモアの部分を大事にして欲しい」という旨の要望があったと聞いており、そのような演技のできる人物像を山崎監督なりに解釈した結果、ミギー役に阿部サダヲさんを起用することを決めた。
実写映画版では、劇中に登場する寄生生物の中では戦闘能力の低い個体であり、「島田秀雄」と交戦した際に一度切り落とされるが、すぐに自ら再結合している、不覚を取っている。新一の学校の剣道部や弓道部の練習を見学して戦い方を覚えたという描写になっており、島田秀雄にとどめを刺す場面では弓状に変形している。原作同様に新一が図書館で借りた本も読むが、テレビアニメ版同様にパソコンやインターネットも使って調べ物もする。ミギーが無期限の眠りについた理由が設定されており、「後藤」との戦いで放射性物質が大量に付着した鉄の棒を直に触り、被曝した新一の身体を治療する為に再びミギーの細胞の大部分を使った結果、ミギーとしての形を保つことが困難になった為に眠りにつかなければならなくなった、という経緯に変更されている。

【作品情報】

『寄生獣』は、岩明均の同名漫画を原作とする実写の日本映画。2部構成の作品である、前編にあたる『寄生獣』は2014年11月29日に公開され、『寄生獣 完結編』が2015年4月25日に公開された。監督は山崎貴氏、主演は染谷将太。脚本を山崎貴氏と古沢良太氏が共同で手がけ、深津絵里、橋本愛らが出演。
 人間の頭部を乗っ取り、その肉体を支配しながら他の人間を捕食する新種の寄生生物「パラサイト」が出現した現代日本を舞台に、脳への乗っ取りを免れた主人公がパラサイトと共生し、他の人間に対して正体を隠しながらもパラサイトとの戦いに巻き込まれていくという骨子は原作を踏襲するが、幾つもの場面でエピソードの順序やその因果関係が変更されるなど、展開には手が加えられている。
 たとえば完結編の中盤では、「田宮良子」と倉森、新一が動物園で対峙する場面と、市庁舎でのパラサイト殲滅作戦という、原作では別々の時期の出来事として描かれていたエピソードが交互に場面を映す形で同時進行するが、これは離れた場面の出来事を表裏一体として描くことで、「田宮良子」が語る内容に説得力を持たせることを意図した変更である。
 前編は映画としてのエンターテインメント性に重きが置かれ、主人公が極限状態を経験することで狂気と覚悟の狭間で変貌していく姿に焦点を当てた物語が描かれる。完結編ではテーマ性やドラマに重きが置かれ、物語はパラサイトと人間の群像劇という方向にシフトし、パラサイトよりも人間の方がより危険な存在であることが浮き彫りになっていくような展開となる。
 後編のクライマックスにおいて後藤を倒すための凶器は、原作では不法投棄された「産業廃棄物」だったのに対し、映画版では「放射性廃棄物」に変更されている。

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