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不安なこころを手放すくらし

冬もいよいよ本格的に寒さがやってきました。
ある朝、ピョロ~ピョロ~と聞き慣れない鳥の声が私の耳に入ってきました。
暫くその音に耳を傾け音の出る方向へ耳をすますと、その音はどうやら二階の方から聞こえてきているようです。
鳴り止まぬ音の方へ向かうとその音の正体は、寝室に設置している「火災報知器」からのものでした。
音がきれいな鳥の鳴き声から火災を知らせる音に変化した瞬間、目の前に起こっていることが不安な出来事へと私の中で変化しました。
鳥の声が火災報知器の音に変わり、結果的には火災を探しているのです。
ひとつの事が起こったら次々に紐づけるように、不安なこと、心配なことへと考えをつなげているのです。
自分を守るために…。

火災報知器は正しく火災を知らせてくれていると信じ、それを疑わない素直な気持ちが不安と心配を作り出していたのです。
けれども音の知らせている火災は目の前には存在しているはずもなく誤報であるということがわかりました。

同じようなことが、私たちの日々使っている時計でもいえます。
時計=時間はあくまでも人間の作り出した感覚であり、ものさしのひとつでしかありません。
1秒1秒、1分1分、そして1時間、1日、1ヶ月と人間の感覚をラベルのように作り出しているだけのものなのです。
それよりも大切なのは直観。
自分の中のちょうど良いと感じる感覚に任せると、
時計や時間に頼ることなく何事もスイスイと進んでいき、滞ることなくうまくいくなんて事があったりしないでしようか?

人間の作り出したものさし、考え方に頼りすぎないこと。
「全ては必要な時に必要なタイミングで目の前に現れる」ようになっているのです。

流れに身を委ね、考えすぎないこと。
潜在意識の中で生きていた2歳~6歳頃の自分に一戻る。
それが私たちの根っこの部分です。
あれから私たちは固定概念という固い固い鎧を身に付けされられ、何事にも囚われない自由な感覚を剥がされているのです。

私は大丈夫だと何度も何度も自分に言い聞かせること。
今までの経験や知識に引っ張られないように…
私は今の私でしかないのです。

過去の私も
未来の私も
今ここには存在しないのだから…

過去の私の全てを受け入れること。
今の私の全てを受け入れること。
未来の私の全てを受け入れること。
悩み苦しんでいるのは今の私を受け入れていないから。
否定しているから。
目の前に見えていること全てを受け入れることから
全てはうれしいたのしいありがたいへと変わっていくのです。

一番大切な幸せの種を外に求めすぎないように。
一番大切なこと、幸せ、豊かさ、笑顔はもう自分の中に十分にある。
他者に委ねすぎないこと。
周りと比べ過ぎないこと。
答えは全て私の中に存在している。

不必要な心配は無用。
心配・不安が問題を大きくしていく。
何でも時の流れに身を任せればどんなことでもうまくいく。
自分で身の回りに起こったことを自分の考えややり方でどうにかなんとかしようなんて思わないこと。
自分の力でもうどうにもできないことは考えないこと。
一番大切なのは流れに身を任せること。
こころをプラスのエネルギーで忙しくさせましょう。
そうすれば占めたもの。こころを引きずり込もうとする負のエネルギーに引っ張られなくなります。
心を善なるものでいっぱいにしていきましょう。

………とは言うものの、日々の私もまだまだ不安と恐れとの戦いの毎日です。
腕に普段ない違和感や軽い痛みを感じるだけで心配になったり、
電車に乗ろうと駅に向かう道すがら「約束の時間に間に合うだろうか…」と不安を抱いたり、
夕方暗くなっても遊びからなかなか帰ってこない子を心配して「何かあったんだろうか」と思い、
毎日毎日一瞬一瞬小さな小さな恐れや不安、心配がやって来ては去っていきます。

自分自身に全て大丈夫だと信頼を預けること。
そうすればこの世の中に起こること全ては穏やかな気持ちを与えるものに変わっていきます。

2022年ももう終わりに近づいています。
2023年はうれしいたのしいをいっぱいいっぱいつなげていきましょう。

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