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修学旅行と恋のライバル②

まずは、前の記事の冒頭にも出てきた、中学時代の元カノについて再び語らせてほしい。

元カノは、実は高校も一緒だった。
高校になっても相変わらず仲が良く、周りからは「女版だいすけ」という、なんとも可哀想なあだ名で呼ばれていた。
(僕は当時から、かなり変わった性格をしていたのだもので笑)

そして、題名にもなっている恋のライバル。これ、まさしく彼女のことなのぁ。
彼女も、その彼が好きだった。  

彼女から直接その事を聞いた訳で無かったが、普段の行動からも彼への好意がバレバレだった。  

そして、修学旅行から帰って数日後、
彼女は僕にこんなことを言ってきたのだ。
「修学旅行、ほんと楽し過ぎた!好きな人と、手を繋げて幸せだったし。」

ぶちっ。僕の中の全細胞が嫉妬で湧いた。

以降の会話はこのような感じだ。
僕「へぇ。修学旅行俺はそうでもなかったわ。」 
彼女「修学旅行で思いっきり楽しめなかったなんて、可哀想な人だね。」  

僕と彼の遊園地『デート』は、あくまで僕の主観でしかない。彼からしたら、デートでも何でも無い。

対して彼女は、彼と手を繋いだというのだ。 
しかも、彼からのアプローチだったそう。


圧倒的敗北感。


私は腹の虫が治らなかった。 
親友とはいえ、彼女とは恋のライバル。
嫉妬で気が狂いそうだった。   

私はこの会話の後、不機嫌になる。 
そして、数日間、彼女と口を聞かない「冷戦状態」へ突入する、、、。




僕が社会人になってから、 
高校の同級生と東京で飲んだことがあった。 
当時の話をすると、彼女はこう話した。

「あの修学旅行の時は、だいすけが私のこと好きで、私が他の人と結ばれることが嫌なのかと思ってた。 
だって、だいすけ中学の時からずっと私の事好きだと思ってたし!」


おう、とんだ勘違いである。 


あの時俺は、イケメン王子にじゃなくて、あんたに嫉妬してたんだよ!!!  


その後、結局2人が付き合うことは無かった。 
そこはせめてもの救いだ。

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