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アブラハムに学ぶ交渉術

こんにちは、Yu+です。

ビジネスにおいて、人と話す機会があると思います。
特に営業職は、話す中で交渉をしていかなければなりません。

自分の話を聞いてくれるだろうか・・・。
なかなか自分の思うように伝えられない・・・。

今回は「神との交渉」という話を紹介します。

神が「この町は悪人で満ちているから焼き払おう」と考えました。
アブラハムという人間が神に相談します。
「もしその町に50人の善人がいたら、善人も一緒に焼き払うのですか?」
すると神は「50人もいるなら焼き払うことはしない。」
さらにアブラハムは人数を下げて交渉します。
「もし5人少なくて45人ならばどうでしょうか。
 あまり変わらない気がしますが・・・。」
すると神は「45人くらいなら、その45人のために町を救おう。」
・・・こうして、少しずつアブラハムは人数を下げていきます。
それに応じるように、神もどんどん許していきます。

神と交渉し続けた結果、
「町に10人の善人がいれば焼き払わない」
という約束を取り付けました。


最終的には10人まで下げることができましたが、いきなり10人から交渉をスタートしなかったのはなぜでしょうか。

よくある日本人の交渉は、
少し盛って見積もり、落としどころに近づけるという手段です。

この話でいくと、
「善人が5人いたら焼き払わないでくれ」と要求し
後々交渉しながら落としどころの10人にもっていく手法です。
しかし、いきなり5人と言われた神は
「いやいや5人は少なすぎる、10人なら許そう」
となるのでしょうか。

この話の交渉術のミソは、初めから落としどころをつくっていないところにあります。

あきらめずに交渉しつづけ、50人→45人・・・と
少しずつの成果を地道に続けていくことで、10人という結果を出すことができたのです。


「はじめから、大きな成果を求めすぎない」ことも重要です。
相手が誰であっても、決してあきらめなければ光が差し込むはず。
小さいことの積み重ねが大きな成果へとつながっていきます。

あせらず、コツコツ。

これを読んで、地道に続けることも大切だと感じてくれると嬉しいです。

交渉 応援しています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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