2023年9月6日。水曜日。曇り一時雨。

夕方。
あれ、ちょっと涼しい。
自転車で走っていると、冷んやりした空気に洋食屋さんから、ハンバーグのようなにおいが漂ってきた。
住宅地からは、煮物の、お醤油の香り。
においが温かく感じられる。

食事。スパゲッティ・ミートソース（最近はボロネーゼというのかな）。母のぬか漬けのきゅうりは薄くスライスしてレモン汁とマヨネーズを足した。

2023年9月7日。木曜日。曇り。

母と私の手技療法院に行く日。
電車のホームですら、シルクのような風がするりと通って、快適。

「どうですか、調子は？」
「おかげさまで、なんとか夏を切り抜けました」
カエルみたいにしゃがんだら、ゴルゴ13/ブラックジャック先生が肩を押す。
「お腹、胸、苦しゅうない？」
「ちょっと胸が苦しいです」
「ほな、あかんやん。酸欠や。このままにしてたら、20年後に脳梗塞になるで」
言われてみれば、エアコンの空気は、特に夜、吸い込みにくかった。
「しっかり（空気）吐いてへんからよ」
その後、喉のつかえも取れて、スッキリ。

私のうっかりで、母のカバンを持ってくるのを忘れた。
が、水分補給のドリンク以外、何も必要がなかった。
コンビニで、私が“ソルティ・ライチ“を取って、どんな味か説明すると母もそれにする、という。
一本取ると、後ろの一本が前にスライドしてくるのを「へえ〜」と、珍しがっていた。
帰りには、母にも蓬莱551の豚まんを買って持たせた。
駅前からバスに乗って2駅で自宅近くに行けることも先月初めて知ったようだ。
「ドリンクも豚まんも美味しかった。まだまだ知らないことがいっぱいある」と、89歳の脳は新しいことを知るのが嬉しい様子。
「カバン忘れたことで、新しい発見もあったね」と自分の物忘れをフォローした。

2023年9月9日。土曜日。晴れのち曇り。

久しぶりにズームでヨガに参加した。
呼吸が浅かった話をしたら、「呼吸を意識して」のヨガにしてくださった。

午後から街に出て、主人と落ち合い、クラフトショップに行った。
何かのイベントで購入した、藍染コットンパールのネックレスをリメイクするため。
長さとデザインが、どうもイマイチなのだ。
こういう時は、右脳の主人に頼る。
「ネイティブインディアン風で、この色の羽根と、この皮のコードと、、」。
私の選ばない色だった。
アクセサリーの知識はゼロなので、図書館で借りた本と、YouTubeを頼りに作った。
細かい仕事＝金具の付け方、ひもの接着はかなりいい加減だ。
とりあえず出来た。
前よりいい感じ。

2023年9月12日。火曜日。晴れのち曇り。

母に頼まれた佃煮を作ろうと、昆布屋さん（？）に行ったら臨時休業だった。

せっかくだから、気になっていたお香のお店に寄ってみた。
“「堀川」あります“ という紙が貼ってある。
何かで読んで気になっていた「堀川」とはどんな香りなんだろう。
おそるおそる、知識ゼロのまま尋ねてみた。
「ダントツで人気の香りです」という。
京都の松栄堂・製で、白檀をベースにしたものだそう。
ふんわりした甘さと木の柔らかさを感じる香り。
煙のたゆたい方も静かで上品。
煙の粒が細かい気がして、喉にイガイガとひっかからない。
煙の量と香りの広がりは、正比例するらしい。
甘い香りを胸いっぱい吸ったせいか、リラックスできた。

食事。カーボ三昧。
一昨日、ラーメン。昨日、焼きそば。今日は、生協さんのミールキットに野菜を足して、長崎皿うどん。
3日連続カーボ（炭水化物）になってしまった。
主人は、2人前食べる。おまけにご飯も食べる。
焼きそばのソースは、
焼肉のタレ・とんかつソース・お好み焼きソースを1：1：1、これに塩と少しお醤油を足して作ってみた。
主人は、何度もうなずきながら、「うまいうまい」と食べていた。
いつもキャベツやもやしなどの野菜を山盛り炒めて加える。
そういえば野菜もカーボだ。

「もうお腹いっぱい」と言ってから、1時間くらいで、「デザートは？」
と聞く。
生協さんから届いたマロン味のアイスクリームに、作ってみたイチジクのコンポートとイチジクののったペイストリーを添えて出した。
もちろんペロリ。