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(日記・雑記)再会と銘菓・鶴乃子。 癒しのコラージュ時間。

2023年10月12日。木曜日。晴れ。

45年ぶりに中学校時代の友人(A美)に会う。
「京都ひとり旅に行く。5年前の同窓会で意気投合した男子生徒(E君)も仕事で関西に来てるから3人で大阪で会おう」というお話。
正倉院展の時にというから、てっきり11月かと念を押したら、見事な勘違いだった。
本当に会えるのかな。

個室の居酒屋がある梅田のビルでの待ち合わせ。
約束の18時。
E君はなぜか1時間前に来てしまったそうだ。
中学の写真を一切持っていない彼は、私以上に記憶喪失だ。
お互いの近況を話しながらA美を待つ。
大丈夫かな。

「隣の駅です」というLINEから1時間後に到着した。
完全に道に迷って、ホームレスの人に道を聞いたという。
「他の人は、みんな急いで歩きよるけ、聞けんかった」
看護師を経て病院の管理職に就いていたという彼女の肩書が、だんだん剥がれていく。

私とA美は、北九州弁に少し標準語の混ざった言葉で、昨日の続きみたいに話まくった。
中学高校の記憶がほとんどないので、「へ〜、そういうことだったんだ〜」という謎解きストーリー付き。
時々、E君が「本当に2人、45年ぶり?」と聞いた。

学生時代、不真面目そうに見えた彼女と、真面目そうに見えた私だった。
実は、逆だったなあと話してみてつくづく思う。

「はい、これお土産」
「何か希望はない?」という、手土産なしでは気になるA美に、手土産文化のない私がリクエストした、福岡の銘菓・鶴乃子(つるのこ)。
左右対称ではない、卵の形に似た楕円形の白いマシュマロの中に黄身あんが入ったお菓子。
当時は箱もお菓子と同じ楕円形で、鶴の絵がついていた。
子供の頃、お客さんから頂く手土産が、これだといいなといつも思っていた。

席を立った時、自分の背を高く感じた。
「小さいイメージがあった」とE君に言われたが、その通りで、私は高校生になって10cm背が伸びた。
「また会おうね〜」と、学校の帰りのように別れた。

写真も撮り忘れ、残された「鶴乃子」だけが、再会した証拠。

この絵にピッタリなので遊んでみた


石村萬盛堂謹製・鶴乃子

私の人生の記憶は、ジャムサンドイッチみたいな感じ。
食パンの部分が日本で、いちごジャムの部分がアメリカ。
上と下からぎゅっと挟まれて、タイムスリップしたようだ。
「だから今でも30歳の気分」と言ったら、
「でも違うんよね」とE君が言った。

いちごジャム=タイムスリップ部分

2023年10月13日。金曜日。晴れ。

申し分のないお天気だけど、今日は家でゆっくりしよう。

のんびりコラージュをやっていると頭がすっきりした。
作るのも見返すのも楽しい、癒しの作業だと思う。
エキサイティングだった日の後には、ちょうどいい。

食事。主人が留守なので手抜き。お茶漬けとぬか漬け(大根ときゅうり)で。
あとは、鶴乃子とコーヒー。

昨年撮ったコスモスを使ってみた


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