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(日記)1日後に振り返る、京都でのこと。 

2023年9月21日。金曜日。曇り時々ザザっと雨。

朝一番。
東京からやってくる主人と、京都で待ち合わせ、東寺の蚤の市へ。
雨と風の予報が出ていたせいか、今までの中で一番お店が少なかった。

いつものルーティーンのお店を回る。
私には無縁のミリタリーのお店で、写真2枚が目に入った。
若い軍人さんが、板に置かれた紙に何かを記している。
裏にペンで「大正十二年。那須での測図演習……」、そして
(元皇族の方の名前)とご学友」と書いてあった。
もう一枚は、陸軍士官学校の集合写真。
「1枚1000円」では、さすがに買わない。
が、主人の買う物に足してもらって、「これだけ全部でおいくらですか?」と尋ねたら、2枚で500円になった。
調べたらWikipediaに概要が載っていて興味深かった。

不思議なご縁です。

主人は、榊も東寺で買う。
国産(ここでは奈良産)の榊は、あまり売られていないので。

薬師如来を拝んで、東寺を出たところで雨。
イオンのフードコートで食事。
“リンガーハットの九条ネギあんかけ和風麺“、の主人。
“KFCのチキンサンドイッチ“の私。

前売り券を持って、終了間近の“ルーブル美術館展“を観に、京セラ美術館まで。
1600年代〜1800年代の、フランス、オランダを中心に様々な愛をテーマにした絵画のコレクション。
ギリシャ神話がわかると、もっと楽しめただろう。
透明感のある肌の色と、少しくすんだ空色の使われている絵が好み。
可愛い天使の顔を近くで見ると、案外悪ガキみたいな目をしていたりする。

フランソワ・ブーシェ《アモルの標的》の一部(ポスターより)

職員の着ている制服の方が気になった。
濃いめのグレージュで、フランスの工房の作業着みたいなデザイン。
売り物になるはずはない。
絵葉書は売り切れが多く、シャルル・ル・ブランの《エジプトから帰還する前の聖家族》を1枚記念に買った。
若いキリストと両親の絵。

この部屋だけ撮影可。

蒸し暑い。
蔦屋書店にあるスターバックスで、休憩。
アイスコーヒー。& 主人はモンブラン、私はアップルパイ。
本の並べ方が、個人の本棚を覗いているようで、タイトルを次々に追っていきたくなる。

本屋さんとコーヒーの香り、大好き。

「さあ、もう帰ろう」
「あの屋根は何だろう」
「ちょっとだけ、歩いてみよう」
そのまま南に歩き始めた。

花園天皇の御陵に寄り、その後、あてもなくゆるい坂道を登る。
2時半。
急に視界が開け、観光客が目立ってきた。
「この大きな門は?」
知恩院だった。
「行ってみる?」「せっかくだから」
紅葉の写真で有名なあのお寺。
浄土宗の総本山。
ちょうど彼岸会だ。
「そういえば母親の実家、浄土宗だった」と主人。
それなら、とご回向をお願いした。
3家族だけで、静かにご焼香して、お彼岸らしいことができ、ホッとした。

ぐるりと境内を一周して、お庭も見終わったところで、閉門。

上から降りてきたら、下から観光客達が閉門後のこの門の写真を撮っていた。すみません。

帰宅したとたん、雷雨。
グッタリするかと思ったら、妙に元気が残っていて、
お茶漬け、ぬか漬け(きゅうりと大根)、ちくわのわさびマヨ、その後、スナック菓子を2袋食べた。

いろんな信仰や宗教が混ざってる日だな。

念仏を唱えてくれる自動販売機




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