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オカガニが渡り切るまで車を停めて…

 ダイバー仲間で、私のバディでもある次女とは、ダイビング旅行を兼ねた島旅を年に数回するようになった。

 今回選んだのは宮古島。

 〈旅の1日目〉

田んぼだらけの成田から


 成田空港から下地空港への直通便で行ったので、着いたのは下地島。


 そして伊良部島の伊良部大橋を渡り宿は宮古島空港の近くにした。宮古島からは橋で繋がっている島が他にもあって、来間島、池間島と、今回5つの島を巡ることができる。

 降り立った下地空港はとても可愛い空港。島時間郵便局があって、好きなポストカードを選んでポストに投函し、島時間でのんびり配達されるという。

 あちこちよりながら宿を目指す。最初に寄ったのは佐和田の浜。

1771年の地震で起きた大津波で剥がれた珊瑚礁が浜まで打ち上げられたものとか

 そして到着した下地島にある通り池を目指すことにした。
 木漏れ日のトンネルを抜けていく。
 

木漏れ日のトンネルって好きだな
アダンの実
小さな魚の群れがいっぱいの美しい通り池 水中で繋がるふたごいけで海とも繋がってる 「下地島の通り池」として国の名勝及び天然記念物に指定されている
この辺りは珍しい風景で不思議な感覚になれる場所


琉球石灰岩の岩盤に逞しく咲くテリハクサトベラ(照葉草扉)
海とも繋がる池なので、たまにダイバーさんが頭を出すこともあるとか。
この大きな岩も津波の置き土産とか
伊良部大橋を渡り宮古島へ
夕ご飯はここで食べることに。昼メニューと夜メニューが別になっていて焦る



 夕ご飯を済ませ、夕陽が沈むのをムヌスン浜で眺めることにした。

ゆっくり流れる時間

 日が暮れて、星を観察するにはまだまだ空が明るく(20時近く)場所を移動することにした。
 宿泊先に近い宮古島まで戻り与那覇前浜海岸の砂浜へ。
 こちらは広く白い砂浜が続いていた。

 海岸にあるお店のあかりを避けて奥の方の砂浜に寝転がり星を観察。

 砂浜に寝転がって星をみるのは式根島の時いらい。
 ひんやりした砂と少し湿った風が髪をなびかせる。

 雲が多かったけれど、上空だけぽっかり晴れて人工衛星が流れていくのもみえた。

横に伸びた線は人工衛星の軌跡(次女スマホ撮影)


私のスマホ撮影分

 裸眼でも充分にたくさんの星が見えたけれども、双眼鏡を覗くと、更に無数の星がみえて楽しい。

 星空に満足し、宿に戻ろうと車を出し真っ暗な道を車で走り始めると「カニがいる!」と娘。
 道路脇にオカガニがいたようだ。

 『気をつけて通らないと』と、ゆっくり走ると、車の前を横切ろうとしているカニさん発見。幸い後方に車の来る気配もなかったので、少し止まって待ってみたら、無事反対側に渡って行ってくれた。

 カニさんが渡るのを待ってあげるのは初体験かも。後ろに車がいなくてよかった。

 旅の二日目は次回に続く

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