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爪楊枝 どこにあるのか 気をつけて〜約20年前の大事件〜

家族でご飯を食べる時、包装された割り箸を使うことがある。そんな時は、同封された爪楊枝の所在を確認し、不要な場合は即座に捨てている。

この習慣は、20年前の事件がキッカケに。
今日は、この爪楊枝事件について綴りたい。
小さなお子さんや、ご高齢の方と暮らす方
将来の事件を未然に防ぐ効果があるかもしれませんので、良ければご一読ください✨


1.大事件発生

今から20年ほど前と記憶している。
自宅には、私と左半身が不自由な父がいた。
ある休日のお昼過ぎ、二人でテレビを見て和んでいたとき”あがぁ〜”という奇声を聞いた。
私は何が起きたのか理解できなかった。
父の手元を見ると、わらび餅と湯呑が置いてあったが爪楊枝がなかった。
私:お父さん、爪楊枝は?
父:飲み込んじゃった。
私は父の口の中を覗き込み、爪楊枝を取ろうと素手を突っ込んだ。
あがががぁ〜。
初めての事態に気が動転していた私。
なんで飲み込んじゃったの?
聞いてもしかたのないことを聞いていた。

2.初めての救急搬送

数分間頑張ってみたが爪楊枝は取れず、途方に暮れる私。しかたがないので、自宅近くの耳鼻科に電話して状況を説明。
とにかく連れてきてください!と先生から。
急いで車に父を乗せ、病院に向かった。
その間に、外出中の母に連絡した。
かなり喉の奥に刺さっているようで、街中の耳鼻科では対応できず、救急車で大きな病院に搬送されることに。家族が救急車で搬送されるのは、初めて。救急車には、母が同乗した。
爪楊枝が、気管支を通り抜け、肺にまで達したらどうなるんだろう?
なぜ父がわらび餅を食べている時、爪楊枝に気をつけなかったのか。
心配と後悔が胸中を錯綜した。
祈るような気持ちで救急車を見送った。
どうか助けてください🙏🏻

3.救急病院での処置


そわそわしながら自宅待機を続けていると、約2時間後に母から連絡があった。

爪楊枝は、無事に取り出してもらった。
父も大丈夫。

私は胸を撫で下ろした。
後から聞いたところによると
爪楊枝が喉にささると激痛を感じるそうだが、父の場合は感覚が麻痺している方に刺さったのが不幸中の幸いだったそうだ。

4.わが家の教訓に

それ以来、爪楊枝には気をつけている。
そんなことは起きないとだろう!ということも現実生活では発生することがある。
皆さんもご注意くださいませ✨


わが家の声かけも他者の行動変容を促す効果があるので、ナッジ理論に通じる部分もあると思っている。ナッジ理論は、興味深く身近な生活や仕事に活きるものです。私もある講座の課題で初めて知りました。面白いですよ。
ナッジ理論については👇

最後まで読んでくださり、ありがとうございました✨

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