実話ドキュメンタリー「となりの教祖さん」第十四話

その後進はめでたく再婚、子宝にも恵まれた
仕事も浪速祭典から、少し条件のいい西宮祭典へ移った
しばらくして進は、管理能力が全くないにもかかわらず、その経験値と年齢からか、葬祭部長を務めることになった
それと同時に進は、会社に内緒で、寸志の管理を始めた
数人いる担当者から寸志を預かり、月ごとに分配する、各担当者の性善説に基づく仕組みである
一ヶ月分となると、なかなかの金額であった
その頃入社してきたのが、山崎であった
山崎は人柄もよく、仕事もでき、社長始め、先輩達にも引き立てられた
そして山崎は、助手から葬儀担当者に、異例の早さで昇格した

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