みなさんは、好きなことを仕事にできたら、毎日モチベーション高く働けそうだなと考えたことはありませんか？

きっと、多くの方が考えることだと思います。

しかし実際は、最初から好きなことだけを仕事にしている人は少ないと思います。また、好きだと思っていた業界に入れたとしても、必ず好きな仕事ができるとは限らないということは知っておく必要があります。
例えば、「デザインが好きだから、HPの制作やデザインをやりたい！」と思って制作会社に入社をしても、最初は営業職に就かなければならない、ということもあるのです。

好きなことを仕事にするために

では、好きなことを仕事にするためには、日々どのような姿勢で仕事をこなせば良いのでしょうか。

まず、仕事は、大きく3つに分けることができます。

■Must（やらなければならないこと）
∟会社や上司から求められたり、世の中から求められたりする仕事

■Can（できること）
∟自分ができる仕事

■Will（やりたいこと）
∟やりたい仕事

仕事の多くは、Mustに分類されます。 この求められている仕事を多くこなしていくことでCanが増えます。 Canが増えることでWillに近付いていきます。

つまり、自分ができる仕事を増やすことで、自分の好きな仕事ができる可能性が増えていくのです。

なので、まず入社したての頃は、社会人としての考え方や仕事の進め方、業務効率化などを身に付けておくことが非常に重要です。その上で、社会人生活の中で経験してきた全てのことが、いずれやりたい仕事に繋がってくるでしょう。

私の場合

私自身の話をすると、現在は以前からやりたいと思っていた人事の仕事ができています。入社当時も”人事の仕事がしたい”という思いを持っていましたが、新卒1年目の配属先は営業の部署でした。初めはなかなか成績が上がらず正直辛い日々でした。転機は社長との面談。「今後どうしていきたい？」と聞かれ、「人事部に行きたいです」と素直に伝えました。そのとき社長からこんなことを言われたんです。

人事は事務じゃなくいちばん難しい営業だよ

衝撃を受けました。「会社の顔である人事に魅力がないと採用はできないよね。だから人事は一番優秀な人を置きたいんだよね」と。私はこの言葉を聞いて、“人事は事務職だと思っていたけど違うんだ”と気づき、ガラッと意識が変わりました。希望する職種に異動できるように、今いる場所でまず1番を目指そう！というモチベーションになったのです。結果、成果をあげることができ、新卒の中では最短の入社4か月でスピード昇格することができました。

その後2年目の9月に、「そろそろ人事に異動する？」と社長から言っていただいたのですが、実はそのときは断りました（笑）あれだけ「人事をやりたい」と言っていたのに、営業の楽しさを知って、「もう少し営業で頑張りたいな」と気持ちが変わっていたんです。
何が好きか、何をやりたいかって、自分でも意外と分かっていないな、と思いました。

まとめ

自分の好きなことを仕事にするためには、まずは与えられた仕事にがむしゃらに取り組み、その経験から学ぶことが大切です。成長できる環境で多くのことを学び、自分の可能性を高めて、好きなことを仕事にしていきましょう！

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