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私たちがリサーチしていること

先週無事に,5日間のワークショップを乗り切りました!
モニターの向こうにいる Åbäke の皆さんに「 See you next time!」

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【クラウドファンディング公開のお知らせ】

そしてそして,7月1日からクラウドファンディングも公開され,1週間で100万円弱のご支援を募ることができました!
ご支援いただいた皆様,本当にありがとうございます!

7月いっぱいの公開期間となりますので,ご興味のある方はぜひご協力いただけたら幸いです!
こちらのリンクからクラウドファンディングに参加できます。


どうぞよろしくお願いいたします!



さて、今回の記事では私達が行っているリサーチの概要についてご紹介します。

何をリサーチしているのか?

本プロジェクトのリサーチは,コラボレーターの Maki Suzuki, Radim pesco,Sofie dederen の3人から送られた以下のようなオーダーからスタートします。
アサインメントに「スポーツ博物館または他の機関からヘルシンキのオリンピックのポスターのオリジナルのコピーを借ります。」とあります。

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これがヘルシンキのオリンピックのポスターです。

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ただ,1940年ヘルシンキオリンピックは実際には開催されませんでした。
そもそも1940年のオリンピック開催地は東京でしたが,1日中戦争の勃発や物資や兵士を取られる軍部の反対などから,1日本政府は1938年(昭和13年)7月にその実施を返上し,1次点であったヘルシンキに開催地が移されました。
ヘルシンキはやる気満々で準備を進めていましたが,こちらも戦争の勃発により断念せざるを得ず実現されないものとなったため,1このポスターデザインだけが存在している状態です。
ただ,1今の私たちがそのような知識を持たずにこのポスターを見たら,1「あ,1この頃ヘルシンキでオリンピックあったんだ〜。」って普通に思いますよね。
ポスターとデザインが持つ現実味を実感させられます。


また,1Spinal Tapというバンドをご存知でしょうか。

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「このバンドの日本版公式グッズを手に入れる。」というオーダーがあります。
調べていくとこちらは架空のバンドであることが判明します。しかし,1曲や映画もあり熱狂的なファンも存在しています。この夏,1日本で映画を初公開するということで多くの公式グッズも存在します。

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このように,オーダーリストには現実と虚構の狭間に存在するオブジェクトやデザインが全部で30個程あり,それぞれのオーダーをA〜Dの4つのグループに分担してリサーチを進めています。
上の2つの例はごく一部なので,各グループごとにリサーチしているものの詳細については今後紹介していきたいと思います!

オーダーはこれまで巡回展が開催されたチェコ,フランス,ベルギー,アメリカと,全てが同じではなく,スケジュールも異なります。(学生が主体となってプロジェクトを進行するのは日本が初めてだそうです!わぉ😀 )
ただそれぞれのオーダーについて,国ごとにそれぞれ異なるアプローチがあり,異なるアウトプットが導き出されるのがこのプロジェクトの肝だと思います。
つまり,上記のヘルシンキオリンピックポスターのオーダーも,ただポスターのコピーを手に入れれば済むということではないのです。

今回の5日間のワークショップのセッションを通して,改めて日本で開催する意義を意識したり,Maki, Radim,Sofieの3人は日本ならではのアウトプットを期待していることを感じました。
(ちなみに下の画像は過去の巡回展の様子の一部です。)

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日本らしさってなんだろう。

日本の歴史や文化を調べつつ世界や他国と比較から,日本らしさが見えてくると思います。
日本人だけど日本について知らないことばかりだ〜とつくづく実感します。

どんなふうにリサーチしているのか?


各グループでは,Miroというサービスを使ってリサーチを共有したり。
(とても便利で動作も快適で個人的にめちゃ好きです。アイディア出しやオンラインの打ち合わせなどにおすすめですよ〜😃 )

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各グループの実際のディスカッションの様子はこんな感じです。
画面共有しながら、通訳さんを通してAbakeの方とやりとりします。(本当は動画でお伝えしたいのですが、準備中です。もう少々お待ちください!)

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またSlackでは情報共有や,学生たちがいつでも講師の皆様やコラボレーターの方に質問できたりします。(ただし Åbäke 側には英語で。)
先日,デザイン誌 idea 元編集長の室賀 清徳さんから,現段階でネットでのリサーチが多い私達にアドバイスがありました。

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ということで今後図書館活用していきたいです。なんかリサーチ感増しますね!


今のところのリサーチはこんな感じです。
以上リサーチについての紹介でした!


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