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武器商人秘書オリガのノートブック#34 : 「知恵でロシアは理解できない 一般的な尺度では測れない そこには独自の気質があり ただ信ずることができるのみ」 <ー ロシアを理解できる人類は存在しないのでは?

今回は「知恵でロシアは理解できない 一般的な尺度では測れない そこには独自の気質があり ただ信ずることができるのみ」について見て行きましょう。

いろいろ、ロシアに関する報道を目にしますが焦点がすれている気がします。 

欧米や日本を基準に考えてもどうだかね~ という思いです。 

ロシアはカムチャッカ、と言うかアラスカの手前、そもそもアラスカ自体がもとロシア(笑)からスカンジナビアの根っこ、北は北極、南は黒海あたりまで自国領土の国で、広すぎてどうしようもありません。

私は、ロシアで2回も冬を過ごしましたが、普通の常識が全く通じない国です。そもそも、あそこにいると冬のマイナス5度は暖いレベルですからね~

大体ロシア人ですら、こんな感じです: ↓

ロシアの詩人フョードル・チュッチェフ (Фёдор Иванович Тютчев)

Умом — Россию не понять,
Аршином общим не измерить:
У ней особенная стать —
В Россию можно только верить.
「知恵でロシアは理解できない
一般的な尺度では測れない
そこには独自の気質があり
ただ信ずることができるのみ」

1866年に書かれ、1868年に発表されました。詩の題名は「Умом Россию не понять (Umoy Rossiyu ne ponyat)」で、日本語では「ロシアを理解するのは難しい」という意味ですが、難しいどころか不可能です、恐らく。

大体、ロシア人がロシアを理解できないと言っているのに誰が理解できるのでしょうか?

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