諜報業界用語: 「コードネーム: サクラ」 <ー  公安警察のおはなし

今回は「コードネーム: サクラ」についてみていきましょう。

「コードネーム: サクラ」は、名前がちょっゆうかわっているようです(笑)。

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「サクラ」: 日本の公安警察に存在する組織で、協力者運営などの情報収集(作業と呼ぶ)の統括を担当しています。この組織は、かつては「ナカノ」、「四係」とも呼ばれていました。現在は「ゼロ」に改称されたとされています。

「サクラ」は、地方分権を建て前としながら、中央集権的な機構を持つ公安警察の中枢として全国の公安警察官の活動を指揮・管理する裏組織です。この組織がつくられたのは1952年、血のメーデー事件が契機とされています。当時、活動を活発化させていた共産党に対抗することを名目として公安警察内に設置され、共産党や関連団体の内部情報、あるいは共産党側から警察内部への工作活動から組織を防衛するために結成されたとの説が有力です。

また、1986年に起きた日本共産党幹部宅盗聴事件では、「サクラ」の盗聴活動が明らかとなりました15。この事件を受けて、組織は一時「チヨダ」という名称に変更され、その後「ゼロ」というコードネームに改名されたといわれています。

名前は変わっても、やっていることは同じでしょ、とパラレルワールドの住人は申しております。

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