見出し画像

《ハイドンの桜吹雪》交響曲第35番

ハイドン 交響曲 第35番 変ロ長調 Hob.I:35 1767年12月1日

日付まで分かっている自筆譜が残っているなんて凄い!(ブダペスト国立博物館所蔵)、見たい!欲しい😋そして桜の時期と全く関係なかった!12月1日って冬に入る時期じゃないか❄️!でも、これこれ!モーツァルトの29番を勝手に桜吹雪と紹介したからには、ハイドンのは?ってなって、いろいろ聴いてみたら35番がそれっぽく聴こえてきたってことで☺️

※実際はエステルハージ侯ニコラウス1世の帰京を祝う交響曲らしい。

やっぱり決して《控えめな疾風怒濤》には収まらなかった。あの頃はこの曲の魅力を知り得ていなかった。そうなると一緒にしていたハ長調の38番もきっと書き直し…

🌸🌸🌸元気溢れる弦楽のフォルテで始まって桜が開花って⁉︎いい響きだ。散る、舞う、疾風怒濤の如し。力強い自然の美しさが響き渡る🎻📯第1楽章はゆっくり楽しむよりはみなぎる大地の力に注目する楽章だ💪アルトホルンから溢れるハレを満喫しよう🌸

以前は影の薄い第2楽章としか聴けていなかった!
もうそんなことはない、日陰に入った桜並木。力は一休みして、ゆっくりと花見の時。侯爵と共に歩きながら陰の中にある美を見渡すわけだ。実に贅沢な散策♪
第3楽章は舞い散る桜の中を進む。ホルンが満開の桜をアピールしている。庭園に咲き誇る、植物の合奏!ニッコリ笑う侯爵とパパハイドン。楽しい時♪美しい音。ちょっとペースが早いような?早く宮殿に入りたい?
プレストの第4楽章、早い!花見の終幕のようだ!見納めに奏でるオーケストラがオペラのフィナーレを演出。ちょっとせわしない撤収みたいだ。ハレを終えつつ名残惜しく花びらを散らす道中。明日の演奏はどうしようかと考え、もう頭の中には譜面がいっぱい🎼の楽長ハイドン🎶

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?