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明日の種をまく 042_20231018

人との付きあい方

私はどちらかというと誰にでもいい顔をするタイプである。所謂、八方美人だ。
昔は自分に好き嫌いがないかと勘違いしていたが、どうやら強烈に好き嫌いがハッキリしているタイプだと最近は思う。
厄介なのは嫌いな人を受け入れてしまうことだ。相手を尊重することと好みは別である。

私は万人に好かれるタイプではない。
どちらかというと最初の段階で、あーこの人苦手!と思われてしまう、と自分では思っている。
これを図式化してみた。

表面上の私を見て、関心を持ってくれる人、苦手と避けてしまう人がいる。
表面上の私は、たぶん本当の私。
気をつかう必要がなく、「自分」を素直に出している。嫌われることを恐れない、好き勝手言っている自分。

私に関心を持ってくれた人は、コンフォートゾーンに入ってくる。
ここには私の相手に対する多少の気遣いが生じている。
相手のことか好きだろうと嫌いだろうと何とかお付き合いしようとする。
好みはあっても仕方がない。
関心を持ってくれた人に対しては、最大限の敬意を払いたい。

ところが、問題はこの後である。
私の核心に近い場所は、どうやら拒否ゾーンに入る。
ここに無理やり入ろうとして、嫌な思いをする人もきっとあるように思う。
私は最後の最後で人を受け入れない。

何?この図!
なんで最後の最後に拒否するの?わからん!


今までコンフォートゾーンにいた人は、あれ?ってなる。

私は私を守っているのだ。
傷つきたくないから、核心の部分に人を入れようとしない。
それは夫や他の家族も同じかもしれない。
夫には言われたことはないが、母からは「お前はよう分からん」と言われたことがある。
要するに本気で付き合う人がほとんどいないということだ。
人付き合いに対して極端に臆病なところがあることを自分でも自覚している。

私って難しい人間なんだなぁ。
友だちがいません、とか、友だちは要りません、とか、そういうのとはちょっと違う。
友だちは欲しいし、必要だと思う。
でも核心部分でちゃんと付き合えない。
相手をガッカリさせてしまうかもしれない。
だったら最初から受け入れんなよ、そんな声が聞こえてきそうである。

今、私は思春期の子たちと関わっており、「どうしたら友だちができますか」「どうやったら仲良くなれますか」「どうやったら自分を受け入れてもらえるのか」と聞かれたりする。

林修先生や成田悠輔さんみたいに「僕には友だちがいません」「友だちは必要ないと思います」とハッキリ言えればいいのだが、私自身は友だちをつくることを諦めてほしくないなと思う。
だからと言って私には的確なアドバイスもできそうもない。

結論として大人になった時に「友だちが不要」となるのはいいのかもしれない。しかし思春期の子供たちに「不要」と断言する勇気は私にはない。
だからと言って「友だちがいないあなたはダメです」とダメ出ししたり「友だちができるように頑張りなさい」と励ますのも違う気がしている。
友だち問題、難しいなぁ。

少なくとも「あなたと同じように悩んでいる人は案外たくさんいるかもしれません」と教えてあげたい。「悩んでいるのは、あなただけではありません」と。

ぶっちゃけ大人になった私もまだ答えは見つかってないし、今でも時々悩んだりするよ、って本当のことを教えてあげたいぐらいである。

あっ!そういえばこういうのを「犬距離」な~んていう人もいたっけかな?

今日の記事、今にもサンドイッチマンの富澤たけしさんに「ちょっと何言ってるかわからない」と指摘を受けそうである。すんません。。。


タイトル画像は、仲良くさせていただいているnoterさん温水温(ぬくみず ゆたか)さんの作品です。



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