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生まれてないけどうちの子の気持ちを勝手に決めないでくれ保育園編

日本にはまだまだ育児神話みたいなものが多く残っていて、久しぶりに出産前後のことを思い出す機会があったので、そんな神話の存在を感じた小話を残します。


我が家は諸事情あり生後2カ月くらいで保育園に入園させることになりました(ここの是非については別論なのでスルーします)。

保活をしていた人ならご存じかと思いますが、出産時期によっては妊娠中に保育園見学をすることになります。だいたい5か所くらい見学しました。我が家は両親揃って(もしくは寝込んでいる私に代わって夫が)見学していたのですが、周りはほとんどが1歳前後のお子さんを連れたママさんたち。

そんな中で、近隣でもかなり人気の保育園に見学する機会がありました。駅近、公立。23区内の中にあるにも関わらずかなり広い庭が併設されていて、いつもその庭で遊ぶ元気な子どもの声が聞こえてくる保育園でした。格違いの戦闘力を感じました(言い方)。

もちろん我が家も第一候補だと意気込んで話を聞いていたのですが、そこのベテランの先生に言われたのが、この一言。

「そんなに早く子どもを預けちゃうの?お子さん、かわいそうね。やっぱり1歳まではお母さんと一緒がいいよね」。

?????

私のミジンコみたいな社会適応能力が「そうですよねえ」と言いながら(自分を)苦笑させることに成功しました。心の中では「まだ生まれてもいない子どもの感情をあなたが勝手に決めないでくれ」と思ってました。

いわゆる「ゼロ歳保育」で幸せに生活している子をたくさん知っているのだが?っていうか私の子どもに対してもそうなんだけど、その他いろんな親子に対しても失礼なような。

ぜってーここには入園させねえからよ。

結局、その園の近くにある民間の保育園に入園させました。そこは特に人気があるわけでもないところでしたが、「共働きの人が多く、お迎え対応なども柔軟」「いろんな国籍の子がいて宗教や各国の価値観を尊重してくれる」「電車と新幹線と作業車が大好き、青色と緑色がお気に入りな娘に対してもジェンダーを押し付けない」などの特徴があって、声を大にしておすすめしたい素敵な園です。

娘は「○○先生だいすき」「今日は○○くんと遊んだよ」って楽しそうに報告してくれるので可愛らしくて細胞が蒸発しそう。


我が家のように1歳未満で入園させたい・させないといけない家庭もあれば、1歳や2歳で入園させたい家もあるのが当然だと思うので、ようはいつごろ入園させるのか、入園させることができるのかを含めてきちんと選択肢が存在して、それを自由に選べるのが大事なんだよなあって改めて。

その結果どう思うかは他人が決めてあげる必要はないんじゃないですかね。子どもは大人が思っている以上に賢くてすごいですよね。

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