見出し画像

ラトビア首都リガ 自由賛歌【欧州街角探訪⑳=ラトビア編=】

バルト三国は、その立地上激動の歴史を辿ってきました。

元々エストニア、ラトビア、リトアニアはそれぞれ別々の文化、民族でした。しかし、エストニア、ラトビアは北国の雄スウェーデンに支配され、リトアニアはポーランドと同盟を組み周囲の大国に対抗していました。

が、18世紀に三国揃って巨大国ロシア帝国に編入されました。その後はヨーロッパの戦いの歴史に翻弄されていきます。

1918年に、ロシア革命により三国とも一度目の独立を果たしますが、第二次大戦中ナチスドイツに占領され、対戦終盤に今度はソ連の占領下に。以降、1991年になるまで再び独立の日の目を見ることはありませんでした。

バルト三国は今年で再独立26周年。ついこの間まで、ソ連の圧政下にあったとは…なかなか信じがたい事です。

どうも、wiki調べのケイトです。

タリンからリガまではバスで4時間強。リガの街は旧市街の街並みに、新しくできたお店が点在する、新旧織り交ざった街並みです。

タリンに引き続き可愛い見た目の建物が多いんです!

広場の方で、何やら人だかりが出来ていたので向かってみると、モータースポーツのイベントが行われていました。

美人さんと車を追っかけて、カメラを抱えた人たちが大移動していました…

ホステルは旧市街ど真ん中にほど近く、バックパッカーの味方であるスーパーマーケットも近くにありました。今日は夕飯をスーパーで買ってくることにします。僕が泊まったホステルはちゃんと人間用のホステルでしたが、近くには野良猫用のホステルもありました。猫が街の人たちに愛されている姿を見るとほっこりしますね。

翌朝、リガ駅にほど近い中央マーケットへ行ってみました。ヨーロッパ各国を回っていますが、僕は現地のマーケットに行くのがとても好きです。なんというか、この地で暮らす人たちのエネルギーが詰まっていて、色鮮やかな野菜や果物を見ると元気になってきますよね~。

魚卵を食べる食文化があるのが、ロシアからの文化の流入を感じさせます。西欧諸国は一般的に魚卵食べないですからね。スペインは例外。

手前は野菜や果物がメインだったのですが、奥に進むにつれて、これ本当に売ってんの??というような雑貨店や洋服屋が立ち並ぶようになりました。観光客の姿もまばら。なんとなく上野のアメ横に似た空気を感じます。少しアングラな雰囲気がたまらないですね。


わずか100円程度でスイカを手に入れて、かじりながら街の中心、自由の記念碑に向かいます。

リガの中心にある自由の記念碑です。一度目の独立を果たしたときに、独立戦争で亡くなった兵士を奉るために造られたもので、以降もラトビア人にとって、独立、主権、そして自由のシンボルであり続けています。この記念碑の左右には公園が広がっていて、川も流れているのでとても気持ちの良い散歩コースです。

日本と違って、国民たちの手で自ら、大国から独立、主権を勝ち取った歴史を持っているラトビア。この記念碑にかける想いも、とても大きなものなのだと思います。

この記念碑にほど近いところに、ラトビア占領博物館があります。

中では文字通りラトビアがいかにして各国の支配下に置かれてきたか、そして独立を勝ち取るまでの歴史がかなり分かりやすく展示されています。苦難の歴史を乗り越えて、今のラトビアがあることを痛感させてくれます。


歴史に思いを馳せつつ、街歩きを再開。

さて、リガの歴史地区は全て世界遺産に登録されているのですが、その理由のひとつに挙げられているのが、ユーゲントシュティール建築という建築様式。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、当時の最先端建築であるユーゲントシュティール建築の建築ラッシュが起こりました。外壁に、他では見られないような顔や動物をモチーフにした彫刻が、これでもかとあしらわれていて見ていて飽きないです。独自性が重要なテーマの建築様式ということで、他の建物と同じような見た目の建築は全くないんですよ。

そんな建築物の最中を歩く猫ちゃんたちを発見。世界遺産に囲まれて暮らしているんだぞー君たちは。

いかがだったでしょうか。リガに限らず、バルト三国は波乱の歴史を抱えており、その最中で生まれた文化や芸術がとても美しい国々です。

各国の歴史地区は、パリやロンドンに負けない魅力を持った素晴らしい街並みです。数日リガで過ごしてみて、本当にこの街、国が好きになりました。

バルト三国、是非来てみて下さいね。


=======

☆ヨーロッパ周遊中のtwitter,Instagramはこちらです。フォローお願いします!

☆前回の記事は以下です↓ 次回はリガでの出来事について書こうかと思います。

☆リガの、紹介しきれなかった写真は以下のアルバムに全てまとめてあります。もし気に入っていただけた方、サポートいただければとても嬉しいです。

今回もありがとうございました!次回もよろしくお願いします。

もし、この記事を特別気に入っていただいた方、いらっしゃいましたら是非 今後もYoutuberバリに頑張ります。よろしくお願いします。