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欠点は『欠かせない点』

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

大好きな漫画の1つに『ONE PIECE』があります。

普段からONE PIECE関連の動画も観てるんですが、この動画の中で、井上雄彦さん(漫画家)の言葉を紹介していました。

めっちゃ良い言葉・・・。

完璧な人なんていないし、何かしらの『欠点』があるからこそ、誰かの心を掴んで離さないのかなと思います。

最近知った言葉ですが、『ハンブル・リーダーシップ』に該当するものだと感じました。

自分の足りないところや弱いところを理解し、部下の強いところをよく見て、謙虚さを忘れずに「分からないから教えてほしい」と部下に質問をし、プロジェクトを成功に導く。これが「ハンブル・リーダーの姿」です。
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ハンブル・リーダーシップとは、「新しくより良い何かを生み出す際には、リーダー自身が、真実はわかっていないという自分自身の脆さを謙虚に受け止めることを前提に、リーダーとメンバー間、もしくはメンバー同士が、より個人的で、オープンな信頼関係を生み出す」リーダーシップを意味します。

「リーダーなんだから部下に弱みや脆さを見せてはいけない」と言う人がいますが、そういう人は部下との信頼関係や尊敬関係を築けていないんだと思います。

そういう関係性だと、部下は「リーダーなのに」とか「そんなんでリーダーできるの?」と思ったりするんです。

リーダーだから完璧を求められるというのは、違うよなぁといつも思っています。

※井上雄彦さんの漫画は、実は何も読んだことがないのですが、『pepita(ペピータ)』という本を読んで、井上雄彦さんのファンになりました。

たいていの人は向上したいと思う。どこか素敵なここじゃない場所に行き、とっておきの出会いがあって、まだ見ぬ最良の自分がいたーとなったりしないかと無意識に願ってみたりもする。しかし、本当に向上しているなら、そのとき前に進み自分にとっての未踏の地を踏むと同時に、帰るべき原点をもう一度強く踏みしめているに違いない。人は生まれてからの日々をそういう風に生きてきているはず。

※pepitaからの抜粋

一部を抜粋しましたが、この内容は非常に共感できました。

いろいろな地に行き、いろいろな風景を見て、いろいろなことを思って、いざ故郷に帰ってみると、今まで着目していなかった視点で景色や周辺を見れたりするんですよね。

それは、自分の視野が広がったとともに、固定概念に捉われないで見れているということだと思います。

それこそ、井上雄彦さんが言っている「原点を強く踏みしめている」ということになっているのだと感じます。

だからこそ、「未踏の地に行き原点に戻り」ということを繰り返していくうちに、プラスαでさらにいろいろな視点が生まれていくんだろうし、自分には欠点があるということを理解して、自身の欠点を認識しているからこそ、原点に戻ることができる。

欠点というのは『欠けてる点』『ウィークポイント』ではなくて『欠かせない点』なんだ。

井上雄彦さんがキャラクターを描く時に意識するのが『欠点をつくること』らしくて、この言葉が出てきたようです。

『欠点』というのはネガティブに捉えられがちだけど、『欠かせない点』と捉えることで、一気にポジティブになるし、欠点があるからこそ、人を惹きつけるキャラクターが生まれる。この視点・感性が、本当にすごいです。

この話に至る前に、人気が出る主人公の共通点という話になりました。大切なのは、『友達になりたい感情』だということになったようです(ジャンプ編集者的には)。

友達になりたい感情とは?
◆憧れ:物事に心が奪われる
◆同情:親身になって共に感じる
◆共感:自分もその通りだと感じる
◆なんじゃこりゃ:意味がわからなくて目が離せない

これは主人公のペルソナの一部であり、読者の思考を考えながら漫画を制作している漫画家の深みを感じました。

自分にも当て込んでみましょう。

欠点は『欠かせない点』と捉えると、欠点のない人なんていないんだから、もし「自分のここが嫌だ」と思うことがあっても、その点を突いて自分を否定することはしないでください。

「自分のここが嫌だ」ということを含めて『自分』であり、「そういう点があるからこそ周りから受け入れられやすい」という、人間の感情的な部分が人間関係を構築していくんだから。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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