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執着も性欲も承認欲求も全部私の恋だ、お前の語る愛(笑)よりかはマシだよ馬鹿野郎


夏が終わって久々の低気圧と周りの浮かれた雰囲気にやられて死んでしまった!系の情けない系の私こと今年デビューした大学一年≡高校四年(mod3)の片想い拗らせ女が決死の覚悟で今までの恋を清算する壮大な夏休みの宿題


ほんとうは君がいいのに誰でもって言葉に頼ってしまう

「だれでもいいから連絡して」という言葉はすごく狡い。自分が貴方に声をかけられない弱さを、別に貴方だけに助けて欲しいわけじゃないという小さな虚勢でコーティングしている。素直に手を伸ばすことが出来たらいいのに。振り払われる事の怖さを想像して手を戻してしまう。もっと顔が可愛かったらなとか、従順で素直で穏やかな性格だったらなとか、たらればで自己嫌悪に陥って、その度に私はなんで自分から幸福を手放すような真似をしているんだろうと落ち込んでしまう。数十数回目のそれをやらかした今日、自分の恋を認めたくてこれを書いている。ほんとうは貴方にこの恋を全て渡したかったけれど、拒絶されることが怖いからインターネットで不特定多数に公開する、僕と君だけの恋のお話。


 綺麗じゃないからって捨てられた感情を見つめなおせ


 片思いをしている男の子に、「愛は純粋な心の動きで、恋は性欲や憧憬なんかに汚された感情で、それが僕にとって必要なのかどうか分からない。君のことは好きだけれど、それは愛としてであって恋ではない。」と言われたことがある。君の声には形容しづらい圧力があって、それは多分わたしを傷つけないようにするためのものだった。君は優しかったけれどわたしはその優しさがすごく嫌だった。
  私はいろいろ言おうとしたけど、君に嫌われたくなかったから何も言わずに同意してた。3月のクッソ寒い日に凍えて君の上着を借りながら。でも、ほんとうはね、私は君と話すときに変に誤魔化して同意するのが嫌だった。だからその問いの答えを何ヶ月もかけて探した。それで今ようやくわかった。君の言う通りだよ。

 けれど、君のやり方は間違ってる。んなこと言われたら言い返せないじゃん、そんなのその通りだもん。けれど、それが恋をしない理由、しちゃいけない理由になるかは君が決めることじゃなくて、わたしが決めることだ。
 こんな胸が締め付けられる感覚を、私は幾つもの欲求に分類することは出来ない。本当は色々が混ざっている幻想なのかもしれない。けれどお腹がすいたときや、ふああと欠伸をこぼしてしまった時のように、ただただ貴方のことを考えたら胸が痛くなる。 
 これは感情というより感覚で、この感覚を恋以外なんと言えばいいのか君は教えてくれなかった。
 
それが例え執着や性欲や承認欲求だとしても、夕立みたいな心のぐるぐるは確かに存在する。君にこの感覚が、感情が存在しないことがすごくすごく悲しい。伝わりきらないかもしれないけれど、すごくすごくすごく悲しい。執着性欲承認欲求上等!それが汚い感情であれ、わたしは君でいっぱいだった。大事なのはそれでしょ?って大声で言いたい。君のことを考えて苦しくなる胸が全ての答えです。君が昔綺麗だと言っていたエメラルドグリーンの海だって青と黄色と白が混ざった色で、わたしは、純粋である事だけが美しさでは無いと思うの。
 これだけたくさんの言葉を並べても、言葉では伝わりきらないことなんて分かりきってるけれど、私は貴方のことが好きだった。好きで好きで好きで好きだった。
 これからのことは何ひとつ分からないけれど。少なくても私の人生の十分の一の時間、わたしは君に恋をしていて、君で心がいっぱいだった。

少しづつ膨らむパンを眺めるように



ヨルシカにアルジャーノンって曲があって、まだ聴いたことないよーって人は時間があったら聴いてみてほしい。自分の好きだった人が自分の好きだった形をとどめなくなることの怖さがとても美しく描かれているから。
 私が恋をするなかで、二番目に怖いのはほとんどこの曲そのものだ。貴方がゆっくりと変わってゆくこと。(一番は恋をすることそのもの、!)
 私の好きな人は私より五つ年上だった。だから私からするととても大人びていて、けれども無邪気でたまに破天荒で、すごくすごく大好きだった。わたしが彼を好きになったのは彼が二十歳のときで、言い換えれば、私が好きになったのは二十歳の君だった。ねぇ、今、君は生き生きしてるね。あのときはあんなに死にたがってた癖に。生きる理由を見つけた君を、見つけてしまった君を私は素直に喜べない。
 テセウスの船みたいにあなたは変わっていって、けれどもそれは間違いではなくて、しかもそれをとめることはできない。だってわたしは、貴方が社会から遠く離れたところで孤独にひらひらと舞っているところを好きになったから。
 
 今のあなたは私の好きなあなたなのだろうか。貴方は変わってしまった。
 わたしだってそうだ。十五歳の私と今の私は何もかもが違う。あの頃から、容姿も考え方も随分と変わって、けれど君のことをまだ光だと思ってる。思いこんでしまっているという表現の方が正しいのかもしれないけれど。いつか君が私の中で光にならなくなる日が来るのかなって思ったけれど多分それはないと思う。予測だけど、光の質が変わるだけだろう。今の君は星だけれど、その星の等級が段々と落ちて、最期に君は宝石に変わる。星がオパールになるまでの時間をわたしは身体の中に持ち続けるのだろう。殯という言葉を思い出した。

殯とは、日本の古代に行われていた葬送儀礼。死者を埋葬するまでの長い期間、遺体を納棺して仮安置し、別れを惜しみ、死者の霊魂を畏れ、かつ慰め、死者の復活を願いつつも、遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な「死」を確認すること。その柩を安置する場所をも指すことがある。

Wikipediaより

 

こうやって言葉にすること自体が呪いを強めている気がs((殴

 わたしは人と関わるのが苦手で、文章はそんな私を違うところで違う人生を歩んできた誰かと出逢わせてくれた。今これを読んでいる貴方にだって。けれどそのほとんどに君といたこと、君といられなかったことの欠片が散らばっている。私の言葉は、君の欠片を切り売りして消費している。心にまったくクッション性がないわたしは、ちゃんと君をコンテンツにしてしまうことに罪悪感を感じる。
 物凄く傲慢だけれど、君を失ったらわたしはつまらない人間になってしまうんじゃないかと思ってとてもとても怖くなる。君から離れられない理由を君以外に作ることは、私の恋を恋じゃなくしてしまう。
 
 君を好きじゃなくなったら、ちゃんと君を利用しないでしまって置くね。宝石になった君をアクセサリーにしないこと。君は私だけのものにするから。高級なアクセサリーをつけた時の背筋がしゃんとする感じ、君って宝石がなくても、わたしは気の所為で輝いていける。


いかがでしたか?

今回は私の恋について調べて整理をしてみました!恋についての正解についてはよく分かりませんでしたが、少なくとも私の胸の痛みは気の所為でも間違いでもないし君の言うことも正しい。ただ君が恋を不純なものだと思ってもそれが私が恋をしない理由にはならないことがわかりました。これからの私の恋にも注目していきたいですね。そろそろ夜もあけそうです。それでは。

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