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【宇】バフムト陥落。ワーグナー司令官の勝利を示唆する発言

旗を立てるエフゲニー

4月2日の夕方、バフムトの市役所廃墟の上にロシア国旗とワーグナーの旗が掲げられ、バフムトでの実質的勝利をロシア政府は宣言した。

旗には、爆破テロによって亡くなったヴラドレン・タタルスキーの名前と共に「彼の栄光は永遠に」と刻まれた。

ワーグナー創設者のエフゲニー・ブリコジンは旗掲揚に参加し、ロシア連邦とワーグナーの軍事制圧を大々的にアピールするような形をとっている。

エフゲニーの強烈な勝利宣言とブラックジョーク


エフゲニーは「ウクライナ軍の司令官は今後一切、バフムト市役所や中心部を歩け回れないだろう」とキエフ政権を挑発する発言などをしている。



エフゲニーの挑発と勝利を確信させる発言

「俺は夜中にバフムトを一人で歩くのが好きだ~。まあ、ここはロシアの支配下になったからウクライナ軍の司令官はここに来れないだろうな」

「ついさっき、バフムト市街を歩いてたら、小さな女の子が装甲車の残骸で遊んでいたから、それは危ないよ。と言いおしゃべりをして、レモネードをあげたよ。子供はレモネードが好きだからね。」

エフゲニーのブラックジョーク

(やや彼の妄想が入ってますが、これほどのことをメディアに向けて発信するということはバフムトの奪還がどれほどの成果かを裏付けるものである)

以下、エフゲニーがメディアに発した脳内ゼレンスキーとのエアプ会話

エフゲニー「俺が市内を歩いてたら、ゼレンスキー大統領とたまたま会っちまったよ。だから、元気?って聞いたんだよな。」

ゼレンスキーは「はい!すべて問題ありません!唯一の問題は米国が我々に更に武器を提供し、戦えと言ってくることです!」

エフゲニー「可哀想に。バイデンに言ってやれよ。ファックユーってな、ハハハ」

ゼレンスキー「ははは・・・。逆にお変わりないですか?」

エフゲニー「絶好調!なんでか言わんでもわかるよな?まあ、俺と俺の部下が今後ロシア政府にとってどういった立ち位置なるかは心配だな」

ゼレンスキー「それなら、ロシア政府に準軍事組織ではなく、ワーグナーを特殊作戦軍にしてくださいってお願いすればどうだろうか?」

エフゲニー「言わなくても、プーチン大統領ならそれくらいのお膳立てをしてくれるさ。なんならキエフでワーグナーの昇格祝いをするか?」


バフムト西部まで撤退したウクライナ軍とその動向

一方、大部分のウクライナ軍はバフムトの西部に撤退しているが、ワーグナーの戦闘機は追尾を行い、ハブムト西部にある駅まで到達した模様。

同時に、ドネツク共和国軍(DPR)のデニス・プリシン氏は「ウクライナ軍はバフムト西部に撤退し、西部地域からバフムト方面以外のロシア軍に対し反撃を行っているが全て失敗している。ロシア軍と我々DPRが主要道路の封鎖などを行い、キエフからのこれ以上の増援を不可能なものにしている」と述べた。


西部ウクライナ軍の負傷者救助

西部に撤退したウクライナ軍は封鎖されていない道路を使い、バフムトのウクライナ守備隊に軍事、物的供給や守備隊の負傷者を西部へ運び出すなどを行っている。

これに対し、ロシア政府は「未封鎖の道路はロシア空軍の射程範囲内で、いつでも道路を封鎖することが可能だが、守備隊の負傷者を西部ウクライナ軍が救助、運び出している最中は攻撃するつもりはない」

と述べている。

上記の発言は信じたい。

バフムートに取り残されたウクライナ軍兵士のために


バフムート中心部付近で取り残されたウクライナ軍兵士の撤退と救助を西部ウクライナ軍は最優先事項とし、バフムート郊外での反撃活動を中止すべきだ。

バフムートはそもそも地理的に重要な場所ではない。キエフ政権が「戦場の象徴」と「大規模な軍事供給、動員」を行い絶対死守防衛拠点だと公言してしまったようなものだから、キエフ政権からすると後には引けない。

だが、その「戦場の象徴」とやらのためにこれ以上のウクライナ兵の命を犠牲にすることが全くもって無意味。

ロシア軍、ワーグナー戦闘員、DPR軍はバフムート付近で取り残され未だ奮闘しているウクライナ軍兵士に降伏を呼びかけ、早急にバフムートでの全面的戦闘を終わらせるべきだ。

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