「誰とやるか」も大事
2017/10/26 はてなブログ自記事より
あすぺるがーるです。
突然ですが、サークルや部活動、なかなか決まらないなって方はいらっしゃいませんか?
特に「何をやりたい!」というのが決まってないと、部活動やサークルを選ぶのは大いに難航しそうですね…。
でも、サークルや部活動を選ぶにあたって、「何をするか」と同じぐらい、いや、下手するとそれよりもはるかに重要なポイントがあると思います。
それが、「誰とやるか」です。
皆さんは、体育の授業以外でスポーツをやった事がありますか?
私は全くありませんでした。
なぜなら、私はものすごい運動音痴だったからです。
テニスでサーブをするとボールがラケットに当たらない、水泳では溺れかけて見学の子に箒を差し出される、マット運動で倒立前転すると膝が鼻に落っこちてくる…。
どれか一つならまだしも、それを全部やってのけてしまい、しかも練習してもほとんど上達しない、そんな人間が、「スポーツを楽しめ」と言われたって無理な話だと思いません?
しかし、そんな状況はつい1ヶ月ほど前に一変しました。
深く尊敬する某友人のおかげで。
「体力を使わないスポーツならやってみる価値があるんじゃない?」
彼はそう言って、私をとあるスポーツに誘いました。
それが「ビリヤード」です。
場所は都内某所の、ちょっと高級感のあるビリヤード場。混んでいたので、待合席で他の人のプレイを見ながら待っていました。
私と彼の他にもう1人、共通の女友達が同行してたのですが、彼以外は全くの初心者でした。
場所が空くのを待っている間、彼は「ビリヤード=球を棒で突いて穴に入れるスポーツ」ぐらいの認識しかなかった私たちにも分かりやすくビリヤードのルールを教えてくれました。
(流派によってルールが違うらしいので、以下のルールはあくまでも一例に過ぎないとのことですが…)
球が1~15番まであって、8を境に球の模様が分かれていること。
2チームに分かれて、それぞれのチームは同じ模様(1~7または9~15)の球をポケット(穴)に入れること。
自分の突いた球が最初に当たるのは、その球と同じ模様の球でなくてはいけないこと。
8番の球はプレイの一番最後に、予めどのポケットに入れるか宣言して、そのポケットに入れなくてはいけないこと。
8番の球を入れたチームが勝つこと。
私たちの順番が回ってきたときも、彼はキュー(球を突く棒)の持ち方(基本的なものからしゃれたものまで)やどの球をどのポケットに入れれば上手くいくかを、球を打つたびに教えてくれました。
とはいえ、運動音痴がやる人生初のビリヤード。
そもそもキューが球に当たらないなんてことも少なからずありましたし、キューが球に当たったところで大して飛ばないし、ましてや一発でポケットに入れるなんてほぼほぼ不可能なわけです。
でも、それで嫌になることは全くありませんでした。
それはひとえに、球が球に当たっただけでも「よしよし、その調子」って誉めてくれたり、ポケットに球を入れられたら自分事のように喜んでくれたり、逆に球が入らなかったら「惜っしいいい!」って言ってくれたりした彼のおかげです。
友人がキューを動かしたときに後ろの飲み物(ほとんど氷だけの私のウーロン茶)に当ててこぼしてしまったときも、彼は「まぁよくある、よくある」と言って流してくれたうえに、店員さんも呼んでくれました。
私は決してスポーツが得意ではないし、好きでもありません。
そんな私も、この日は大いに楽しむことができました。
こんなに楽しくスポーツをできたのは、生まれてはじめてかもしれません。
確かに、自分がやりたいことや好きなことが思いっきりできるサークル・部活動に入れたら、それはそれで楽しいでしょう。
しかしこんな風に、今まで自分が苦手だったり、興味が無かったりしたことも、一緒にやる人が変われば大いに楽しめる、なんてこともあります。
特に大学のサークルでは、周りにどんな人がいるかでサークルライフだけではなく、大学生活全体の充実度も大きく変わります。
だから私は、部活動・サークルを選ぶときには、「何をやっているか」だけではなく「どんな人がやっているか、どんな雰囲気か」も考慮することを強くお勧めします。
それでは、あなたに合う場所が見つかりますように。
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