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和歌山カレー事件を中心に、"社会問題を追う"をテーマに掲げ綴っていきます。

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発信続ける林眞須美さん・長男

 和歌山カレー事件・林眞須美さんの長男氏が、SNSを中心に母との交流などを発信している。  テレビや新聞、YouTubeの取材も積極的に受諾。これまでの自身の経験や思い、眞須美さんの冤罪の可能性ついて、1つ1つ言葉を慎重かつ丁寧に選びながら語っている。客観的に物事を捉えて話すのが特長で、さまざまな媒体でその姿を垣間見ることができる。  長男氏の話を直接聞いてみたい――。  さまざまな報道記事や映像を見た筆者はそう思い、長男氏が登壇する複数の催しに足を運んだ。  ※確定死刑

    • 心つながった「眞須美さんコール」

       「まーすーみーさーーーん!」  3月中旬、朝の大阪拘置所前。  今にも雨が降りそうな悪天候。静けさが漂っていた空間に突如、明るく大きな声が響きわたった。  声の主は「眞須美さんコール」のメンバー。毎月1回、拘置所の中にいる和歌山カレー事件・林眞須美さんに向かって声援を送っている。  ※確定死刑囚として大阪拘置所に収監中だが、一貫して無罪を主張。動機が未解明であること、自白がないこと、直接証拠がないこと、2024年現在再審請求を行っていることなどからあえて林眞須美さん

      • あまりにもひどい”鑑定不正”

         2月20日、同5日付で和歌山カレー事件の再審請求が和歌山地方裁判所に受理されたとの一報が全国を駆け巡った。  テレビ、新聞などが一斉に報じ、普段ニュースを見ない人々の間やSNSでも話題に。今年で26年となる今も、事件、そして林眞須美さんが世間から忘れられていないことを証明づけた。  ※現在は確定死刑囚として大阪拘置所に収監中。一貫して無罪を主張しており、動機が未解明であること、自白がないこと、状況証拠しかないこと、2024年現在再審請求を行っていることなどから、あえて林

        • 冤罪被害者の闘い

           先週は、何かと「冤罪」というワードが耳に入る一週間だった。  和歌山カレー事件の第3次再審請求が和歌山地裁で受理されたこと、  死刑判決から再審無罪となった島田事件・赤堀政夫さんの訃報。  普段あまり関心のない人でも耳に入ったのではないだろうか。筆者も頭の中がこれらのニュースでいっぱいだった。  そんなタイミングで知人から「今週、再審や冤罪について考える講演会があるよ」と連絡が。冤罪被害の当事者らも駆けつけるという。行かないわけがない。二つ返事で当日会場へ向かった。

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        発信続ける林眞須美さん・長男

          駅前から始まる冤罪発信

           アドベンチャーワールド、白浜温泉、和歌山マリーナシティ。これまでに和歌山で訪れた場所は、いずれも観光地ばかり。地域住民が日常的に行き来するような場所には行ったことがなかった。  和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚の支援者が、和歌山県で冤罪を訴えビラ配りをしているらしい――。  そう耳にしてから支援者の活動が気になり続け、1月下旬、初めてJR和歌山駅前に足を運んだ。  ※林眞須美死刑囚は、確定死刑囚の身ではあるが逮捕時から一貫して自らの無罪を主張。現在は再審請求を行い即時

          駅前から始まる冤罪発信

          「眞須美さんコール」支援者の願い

          昨年のクリスマスイブ――。 街中がイルミネーションで彩られ、食事やショッピングをする人で世の中がにぎわう日。子供たちが、サンタクロースが来るのを今か今かと待ちわびてワクワクしている日。世間全体が盛り上がりを見せる中、大阪拘置所前に10人弱の男女が集まった。  拘置所には、1998年7月に発生した和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚が収監されている。確定死刑囚の身ではあるが、逮捕時から一貫して自らの無罪を主張。現在は再審請求を行い、即時抗告中だ。無罪を主張し2024年現在も再審請

          「眞須美さんコール」支援者の願い