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予期せぬことは起こるもの


 レジリエンスって言葉を知ってますか? ビジネスの世界では、ビジネス環境の変化や突然の混乱、危機に対して、組織が繁栄・存続するための適応能力全般を指します。

 心理学の中では、こころの柔軟性、折れない心を指してます。
 折れない心ってほしいと思いませんか?目標があって、頑張っているのに達成できない。そんな思いを抱えたことのある人は多いのではないでしょうか。
 それ故に、レジリエンスに関する多くの書籍が出版されている。いかにすればレジリエンスを得ることができるのか、日々心理学の中で議論され、試行されている。私もレジリエンスについて多くの書物を読んできた。その中で最近私が、そうだよね。その通りだって思ったことがある。
 アメリカの内科医・家庭医Ronald Epsteinは著書の「Atttending」の中に、レジリエンスについて。
 Real resilience is being prepared to be unprepared.
「真のレジリエンスとは、準備ができていないことは起こるものである、という心の準備ができていること」

 こころの準備ができていない予期せぬことが起きると絶対慌てる。そんなはずはない、信じられない、と心が乱れてしまう。
 

 最近の予期せぬことと言えば、コロナに感染する。自分はとても気を付けていたし、マスクもしている。なのにいつ、どのような形で感染したのかわからない。まさか自分が感染するなんておもってなかった。
 感染ではなくても、家族や職場の同僚が感染し、濃厚接触者となり自宅待機。他人事、ニュースの中での世界と思っていたことが現実のものとなる。
感染だけではない。飲食店にとっても初めての経験。外食自粛、営業時間の短縮。2019年には想定すらしていなかったことが起こったのだ。

 「予期せぬことが起こる」 それは今に始まったことではない。

 『青天霹靂』晴れわたった空に突如として現れる稲妻のような鮮烈なことがおこるという、4字熟語もある。『一寸先は闇』、未来のことはわからないということわざもある。他にも『棚から牡丹餅』『果報は寝て待て』のように思いがけない幸運に恵まれることもある。ラッキーなことも、予期せぬ状態でやってくるものである。
 だからこそ、「予期せぬことは起こるものだ。」と脳にインプットしておこう。そして予期せぬことが起こったら、「予期せぬことは当然起こるものだ。」ということを、当り前のように受け取ろう!

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