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文字単価よりも作業効率!楽しく取り組める仕事は必ずある

残念なお知らせでした。
長期で依頼を受けていたクライアントG社とR社が12月、1月と立て続けに契約終了とのこと。G社はメディア更新を停止、R社は理由こそわかりませんが、複雑な事情がありそうでした。

R社とは約2年半もの間、お付き合いいただいていたので、さみしさもひとしお。しかも、先月までの執筆では上記の2社で報酬のほとんどを占めていたため、自分の中では名探偵コナンもびっくりするほどの大事件です。

どうしよう、どうしよう……

右往左往してばかりもいられません。慌てて新たなクライアントを探して応募する日々となりました。

旅のはじまりはじまり~


前兆

時間は少しさかのぼり、G社の契約が終わる少し前のこと。

「今月から本数を月2記事までにしていただくことになりました」

美人編集者OさんからTeamsメッセージが入りました。しかしながら、0記事の月もあれば1記事の月もあり、平均すれば月に2記事程度。

「今さらどうしてそんなことを?」と思いつつ……

「えっ?もしかして、この案件終わるんじゃね?」

と危機感を感じることになったのです。

ほどなくして、SEO記事のN社と取材記事のH社にライター登録。どちらもすんなりOKをいただきました。華麗なテクニックをこれでもかと見せつけるナルシストなスノーボーダーのような滑り出しです。

勇気を振り絞って初めて挙手

N社からは毎日のようにオファーが届きました。しかしながら、心の琴線に触れるような案件はなく、日々眺めるだけ。通園バスの中で手を振る園児たちを見ているときの母親の心境です。

今年に入り、R社の案件終了の連絡を受けた頃、IT関係の記事執筆オファーが流れてきました。得意ジャンルです。ちょうどR社で執筆していたジャンルと酷似しています。

勇気を振り絞って挙手してみました。

蓋を開けてみれば、得意ジャンルというよりも、本業の内容に近い記事執筆依頼です。つまり、簡単なリサーチをすれば、自分の知識と経験を活かして記事の執筆がブイブイできます。

滑り出し上々だったスノーボーダーも加速し始めました。しかも、ターンせず、真っ直ぐに。

これはいける!!

そう思ったのもつかの間。とんでもない内容でした。スノボは雪しぶきを舞い上げて急停止せざるを得ません。

執筆を開始すると、イライラ、もやもやすることが多発します。しかし、背に腹は代えられません。まずは挑戦です。報酬額だけではわからない部分もあるはず。

世の中、おいしい話は転がっていません

とにかくチェックが細かい。しかも、チェックを受けて修正したら、別の人からのチェックが入って、さらなる修正を要求されます。

「えっ?明らかな二度手間やん!!」

と、その時点でかなり時間がかかることが確定。確変突入です。修正しても、また二度手間となります。つまり、四度手間。完了報告とチェックの報告、修正の報告……と、何日間も費やすことになりました。

おいしい話はそうそう転がっていません。

おいしくないイメージ

しかも、指摘内容を見てみると、どうやらチェッカーは業界素人のようです。

記事のペルソナを考慮すると、適切なチョイスだと感じていた言葉でも「それは一般的な表現ですか?」と。100歩譲って、日常生活では使用しない言葉だったとしても、記事を読む人には100%理解できます。

よく「小中学生にも理解できる文章を書け」といわれますが、小学校で習う漢字を3つ組み合わせただけの簡単な言葉でした。何が引っ掛かっているのか、私には理解できません。

しかも、とにかくファクトチェックにうるさい。経験上のことを書いても、「ファクトチェックのためURLを示してください」と指摘される。

「あなた方には一次情報は不要なのですね」と、声を大にして、90dB以上のスピーカーにマイクを接続して言いたい。

どうやら、彼らにとってはネットに書いてある記事がすべてのようです。ネット記事を組み合わせて書き換えるだけの記事に魅力を感じるのでしょうか?新しい情報は認められないとの強い意志を感じました。

しかも、コピペチェック、ファクトチェック。そんなところばかりが重要視され、時間を費やすことになります。本当に重要な部分はどこなのでしょうか?

そんな風に感じ始めたら、もう駄目でした。

気がつけばスノボは脱ぎ棄て、帰り道の温泉に浸かっている状況です。ジャグジー最高!炭酸風呂最高!!

手間がかかる上に、不毛なやり取りも発生するとは予想外の展開でした。時給換算こそしませんが、この上なく効率が悪いことは理解できるでしょう。残念ながら、検収前でしたが執筆を辞退しました。

おいしい話が転がっていた

以前、文字単価0.5円の執筆に数か月間取り組んでいました。8,000文字で4,000円の報酬です。おそらく時給は1,000円程度でしたが、「0.5円は安いなぁ」と思い、その後断りました。(円満に)

しかし、今考えれば、N社の案件よりも文字単価0.5円の方が明らかに稼げます。文字単価ばかりを気にしていてはいけないと、身に染みて感じた出来事でした。

気分を切り替えてクラウドワークスを眺めていると、武道関係の案件を発見。「僕のための仕事やん!」と思い、早速応募してみました。

すぐにテスト記事を執筆し、話はトントン拍子に進みます。リサーチは軽く競合サイトの見出しを調べる程度で済みました。検索12位に自分のブログがあったことも驚きです。(KWは少しズレていました)

しかも、指定文字数を大きく超えてしまったため、修正が必要な場合は削ると伝えると、「記事はそのままで結構です。文字数が増えた分、追加で報酬を支払います」と。そういうつもりではなかったのですが……

ありがとうございます!!

納品した翌日には記事がサイトに掲載されました。しかも、プロフィールまで掲載していただけるという神対応。

楽しく記事を執筆できたうえに修正もありません。何だろう、この違いは。じつは文字単価はN社とまったく同じでした。しかし、執筆時間を考慮するとメリットばかりです。

おいしい話、転がっていました。

「おいしい」の図

その後、さらに別のクライアントにも応募し、テスト記事を納品。こちらもサクッと検収していただけました。今後のことについては後日連絡があるとのこと。

まとめ

文字単価で仕事の依頼を受けている人にとって、文字単価が高い案件ほど稼げるイメージが強いと思います。しかし、必ずしも文字単価だけで仕事を選ぶのが正解とはいえません。

実際に取り組んでみないとわからない部分は大きいと思います。何が正解かは人それぞれです。だから一概にどのような案件がよいとは言い切れません。

しかし、下記の条件が満たされた執筆依頼が大正解なことだけはわかりました。

  • 楽しく続けられる

  • 相性のよいクライアント

仕事は楽しく取り組むべきだと思います。

楽しく取り組めば、きっとミスも少なく、よい記事が書けるはず。

楽しく取り組める執筆のご依頼をお待ちしております。

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