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私の好きなスーパー「オオゼキ」

帰宅後、買ってきたアイスをしまうより先に、在宅勤務の夫をつかまえて言った。

「オオゼキのレジの人に、バイト募集のチラシもらっちゃった!」
「それは光栄だね」

と、夫が笑う。

オオゼキの人の目に映る私は、一緒に働けそうな人に見えたんだろうか。
チラシは記念に、冷蔵庫に貼った。

***

オオゼキは、東京を中心に44店舗を展開しているスーパーだ。ご当地スーパー好きの間では、よく名前を聞く存在だと思う。
お弁当とケータリングでおなじみ「チオベン」の山本千織さん、栗原はるみさんの娘で鮮魚店を営む栗原友さんなど、食のプロにもファンは多い。Dancyuのスーパーマーケット特集では「天下無双のオオゼキ」として、紹介されていた。

まず、青果の品揃えがすごい。例えばいちごの季節には10品種以上が並ぶから、また同じものを買おうとしてもどれなのか思い出せない。私はオオゼキ通い6年目にして「この前買ったアレ」対策に、パッケージの写真を撮るようになった。圧巻の品揃えを前に、記憶はあてにならない。
もちろん肉と魚の鮮度もよく、ひき肉はお店で毎日挽いているし、魚も海の近くで育った夫が太鼓判を押すほど新鮮。

だけどオオゼキの最大の魅力は、レジの人たちだと思う。
全員が明るく親切で「地域中の感じいい人、集めました?」と、店長に聞きたくなる。たまに新人さんでハツラツさに欠ける人がいるけど、1ヶ月もすれば立派なオオゼキの人になっている。採用と育成まで、すごい。

とはいえ私が通う店舗だけかな、と他の店舗のGoogleレビューを調べたら、やっぱりレジの人たちは絶賛されていた。

書く仕事をしてるけど、いつかオオゼキでも働いてみたい。

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