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#101 光の射す方へ【書評】心が震えるか、否か

◾️はじめに

目標にしてた100回突破したけど続けよう。やれるだけ。
5週目ということもあり、フリーテーマです。
大好きなサッカーの香川選手の本です。

◾️要約

スカウトに見出され、高2でセレッソの一員に。そしてクルピにより前線に。
失意の北京五輪後に、若手ひしめくドルトムントへ。
ダービーで掴んだ信頼から一気にスターに。
そしてユナイテッドへ。
その後はトルコ、スペイン、ギリシャと異なる文化の中で人間として成長していく。

◾️感想

トップオブトップの世界を垣間見た人として非常に興味深い。
あのファーガソンに求められた。すごすぎ。
そんな香川選手がまだ現役の間に本を出すなんて。。。
読み進めると止まらなくなった。
簡単なことじゃないと思うけど少しでも長く、少しでも多く活躍してもらいたいな、と思わせてくれる本。

◾️要約(詳細)

◆第1章 @ SENDAI 13歳で縁もゆかりもない街へ
13歳、中学生になる段階でやりたいサッカーができるチームに行く。
祖母と二人暮らしで。
サッカー漬けの日々。ユースに上がったのは一人だけ。
でもプロになる夢に向かってひたすら前向きに鍛錬する。
(ユース)東北代表として日本代表と戦い、インパクトを残して日本代表に。

◆第2章 @OSAKA 恩人たちとの出会い
セレッソのスカウトの目にとまり、高2の冬にセレッソの一員に。
J2での厳しい戦いの中でクルピにポジションをあげてもらい、得点能力に目覚める。
そして北京五輪の悔しい思いから早く海外にと強く思う。
J2での飛躍を糧にドルトムントへ移籍。

◆第3章 @DORTMUND 熱狂を巻きおこす
トップ下で才能を開花し、レヴィアーダービーでの活躍でファンを虜に。
その勢いに乗り首位のチームを牽引。
モチベーターであるクロップの元、快進撃を続ける。
代表でも10番をつけてアジアカップを。しかしそこで怪我をしてしまう。
次のシーズンは怪我から復帰の壁を乗り越える必要があった。
自ら壁を作っていてそれを乗り越えることで翌シーズンの優勝。 
リーガとカップ戦の立役者になり、次のステップへ。

◆第4章 @MANCHESTER 期待と重圧、そして挫折
名門では全てが違った。
一つ一つの準備は自らがするもの。
そこは任されている。
チームは戦術より個人の力で結果を出す。
結果を出すことでチームがまとまる。
カリスマ、ファーガソンのチームで1年目の葛藤がありながらリーグ優勝を経験する。
ハットトリックをするなどの活躍はあるが、トップオブトップでさらにその中でも勝つという貪欲さに欠けてしまう。
翌年監督が代わりモイーズとなるが、それまで築いた王国をまとめるのには力が足りず、結果が出ない。
そして翌年ファンハールからポジションはないと言われ、その時に誘ってくれたドルトムントに戻ることに

◆第5章 @DORTMUND 原点に立ち返る
クロップの元に戻り、以前の輝きを、と望んだが、変にベテランぶってギラギラがなくなっていた。活躍ができないようになる。
そんな中でパーソナルトレーナーなど自分とサッカーに真剣に向き合い打開していく。
監督に直談判もした。
そしてドイツカップを四年ぶりにかかげる。
戦って勝ち取ったタイトル。

◆第6章 @RUSSIA ロシアW杯ドキュメント
集大成としてのW杯。
PKを蹴ることになるという不思議な予感を秘めて試合に。
その通りとなったが冷静に決めれた。
本田と70分頃に交代が決まってるのか疑問を持ち、トーナメント前に監督に直談判。
ベルギー戦では仕掛けなかったことは後悔があるが結果論。
全てをかけた戦いが終わった。

◆第7章 @ISTANBUL 測りきれなかった、想いの強さ
トルコは異文化だった。試合へ向けた練習の強度についても違う。
ギラギラした自分が求めてるものとは違った。
これも経験。いよいよ夢のスペインへ。

◆第8章 @ZARAGOZA→@THESSALONIKI 信念を貫く
サラゴサでは9ヶ月足の痛みに悩まされる。
土の硬さが原因。だがコロナ含め前向きに取り組み解決策を見出す。
だが最終的に、二部のままとなり、メンバー入れ替えの関係で契約解除。
焦りはあるものの落ち着いてテッサロニキのチームに。
岡ちゃん(監督じゃない方)にも刺激を受けながら。

◾️アクション

自分の仕事や経験を通しての教訓を考えてみる。
(ビッグクラブの準備の仕方を教訓として話をしてたように)

◾️読みやすさ

★★

◾️ハッシュタグ

#アスリート
#日本代表
#香川真司
#心が震えるか 、否か
#ドルトムント
#テッサロニキ
#サラゴサ
#シントトロイデン
#cherabby

◾️感想を一人二役で。


・第1章 @ SENDAI 13歳で縁もゆかりもない街へ
「十三歳で将来のやりたいことのために自分の意見を言うってすごいよね」
「うん、(何が普通かはわからないけど)普通十八歳とかだよね」
「どうしてそんなに強く思えるのか、と言うね」
「香川選手の場合、小学校の時にキングカズの授業を受けたこともあるらしいよ」
「そうなんだ、いろんなきっかけで俺はこうなる、って信じれるかどうかが大事だよね」
「信じてそれに邁進する。」
「そこには覚悟が必要だよね。」
「うん。」

・第2章 @OSAKA 恩人たちとの出会い
「スカウトってすごいよね、その子の未来をみる、この子はどうなるって考える」
「もちろん、いろんなサポートをしてあげてそこにたどり着くんだよね」
「そう、勝手にこうなるって、そんなことない。クラブの持つ理念、サポートに照らして、技術要素、性格、全て踏まえて将来クラブにとって必要かを判断する」
「すごいことだよねー。」
「ただ、必ずそういった出会いはあるんだよね。」
「持ちようなのかもね、出会いに対しての。なんだこの人って思ってたら出会いが尊くならない。」
「いいなぁ、いい人と出会えてってのは違うんだよね。今まで出会った中で真摯に対応していることで出会いが尊いものになっていく。」
「人のいいところを見る、持ってないものを聞く、姿勢が大事だね」
「うん、斜に構えてたらだめ」
「難しい〜。」
「特にアスリートは自分に自信があるだろうから、尚更だね。」

・第3章 @DORTMUND 熱狂を巻きおこす
「セレッソ、ドルトムントと若くギラギラした人がいっぱいのチームに巡り会えてるね」
「これは運の要素もあるかもね。組織の狙いと代理人の意図(選手が伸びる環境)がマッチしたという」
「いやー世界的にも類稀な才能が集まり、稀代の指導者クロップの元に集う、その一人に日本人がいることが誇らしかった」
「ゲッツェにロイス、レバンドフスキ、・・・」
「素敵だー」

・第4章 @MANCHESTER 期待と重圧、そして挫折
「ビッグクラブに行くこともすごいこと、そしてそこで結果を出すことはもっとすごいこと」
「パクチソン選手は本当にすごいね。」
「うん、アジア人でビッククラブで、あれだけの活躍をしていたって素晴らしい」
「指揮官の出会いはなんともできないけどね」
「うん、それはもうどうにもならない。自分にはどうにもならないことってあるよね」
「周りは指揮官が変えればいいとか、あーだーこーだ言えるけど。渦の中では必死にやるだけ。」
「それでもうまくいかない時はある。」
「難しい〜〜〜〜」
「あの時期誰が何したってユナイテッドはうまくいかなかったと思う。」
「銀河系軍団だったレアルだって、デルピエロでCLとったユーベだって、勝ち続けることは本当に難しい」
「そこでの渦の中にいたっていう経験がめちゃくちゃ貴重。」
「そうだね。」
「本人もそのレベルでさらに上にいくにはもっとすごいメンタル(準備は自分でしてピッチでは結果を出す)が必要だと話しているしね」
「なんか酒井選手もマルセイユ時代の話で言ってたけど、世界のトップオブトップってどんなメンタルなんだろうか。」
「勝つことが義務付けられ、賞賛と罵声の日々。。。。」
「震える〜〜〜〜そして見てみたい〜、感じてみたい」

・第5章 @DORTMUND 原点に立ち返る
「この状態でさらに真剣にって、どう言うことやねんって思うけどね」
「それまでそんな真剣でないのにそのレベルに行けたんですか?っていう」
「香川真司、中島翔哉、タイプはボールと遊ぶのが好きって感じがみててわかるよね」
「そういうタイプが真剣に、(今までも真剣なんだろうけど)取り組むと凄まじいことになるよね」
「メンタル的にも監督に話をしにいくように変わってきた」
「それが成長ってことかな」
「うん、その必要性を感じて自分でやるようになるってことが本当に自分のものにすることなんだろうね」

・第6章 @RUSSIA ロシアW杯ドキュメント
「もう四年前のことになるのか。日本代表あるあるの期待されてない→何クソ精神でチームが一つに→結果出るパターン」
「(もっと上に)いけるかもって思っちゃったよねー。」
「うん、香川選手の視点で、1つのプレーの後悔が書かれているのは印象的だった。」
「あそこでデ・ブライネに仕掛けてたら、ってやつね」
「たらればは禁句だけど、(読者としては)思わずにはいられなかった」
「見えるんだねー、あれ、相手、抜けるぞって。」
「すごいよね、達人が好きを見つけるような」
「ねー」

・第7章 @ISTANBUL 測りきれなかった、想いの強さ
・第8章 @ZARAGOZA→@THESSALONIKI 信念を貫く
「異文化を経験し人間として成長していくね。」
「トルコ、スペイン、ギリシアと。」
「ビッグクラブだけが全てではない、それでも人生は続いていく。という」
「いやーこれからも楽しんでやってほしいね」
「うん。期待は常にしたい選手だよね。ベルギーでも頑張って!!」
「心が震える方向へってことだね」
「光のさす方へ〜♪みたいだね」



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