映画祭についてと、今の私。
映画のポスターにいっぱい羽🪶つけたいなー。
という、なかなか頭がお花畑みたいな思考で映画を作って映画祭に提出してきました。
調べてみたら、これローレル(月桂樹)というらしく、葉っぱでした🌿
鳥の羽🪶だと思ってた 笑
映画とか作った事ないから、あの🌿に憧れちゃいますよね。
だけど映画祭なんて行った事もないし、映画祭の何たるかも知らなかったので、まあどっか引っかかるだろう!と思ってたんです。(甘かった)
タイミング的に提出できる映画祭を世界ランキングトップから順番に提出してきました。
結果的に、一番最初にロッテルダムか決まったので僕の中ではもう映画祭に関しては一旦の着地点が決まったというか。
しかもグランプリ貰ったので、それ一つで一騎当千。
1000の映画祭の🌿に匹敵するスーパー🐯ちゃん。
いや、1000は凄いわ。
とは言え、僕のノートには
『5つの映画祭から選出される』
と書かれているので、それが叶うといいなぁとは思っています。
本日、SNSにて発表しましたが
長編映画『莉の対』が第63回カルタヘナ国際映画祭、国際長編部門に選出されました!
カルタヘナ国際映画はコロンビアの都市カルタヘナで開催される国際的な映画祭で、ラテンアメリカの映画祭の中では非常に重要な位置を占める映画祭です。
今年の邦画の選出は『莉の対』のみ。
同映画祭への邦画の選出歴が全く見つからないのですが、10年前に是枝裕和監督の『そして父になる』がセレクトされていますね。
実はロッテルダムで『莉の対』を観て下さったカルタヘナの方がカルタヘナの映画祭のディレクターに推薦して下さったんです。目をキラキラさせて興奮しながら僕に感想を伝えて下さいました。ワールドプレミア上映(一般のお客様向けの世界初公開)の前日に業界関係者上映があって、僕にとっては初めて誰かに作品を観て頂いた時だったので上映後にそうやって感想を伝えて下さったのが凄く嬉しかったんです。
しかもまだグランプリ獲る前に推薦して下さったので、作品を評価してくれた事が嬉しかったです。そして映画祭のディレクターに審査して頂いた結果、国際長編部門に決まったのでやったー!って感じです。
それから、もう一つ。第13回ブエノスアイレス国際映画祭(アルゼンチン)で『莉の対』から大山真絵子さんが最優秀女優賞を受賞しました!
俳優賞の受賞は初めてだったのでこれも嬉しかったです。受賞した大山さんはじめ、俳優の皆さんの演技は本当に素晴らしく、同じ俳優として沢山学ばせて頂きました。特筆すべきは、よくあの環境でちゃんと芝居できたなぁです。
僕の力不足で最高の演技ができる環境を整えられなかったけど、それでも俳優部の頑張りと俳優を輝かせてくれた撮影クルーのみんなや、制作部の支えあっての俳優賞でもあるので、嬉しい受賞ですね。
映画祭の話に戻りますが、
映画祭も本当に星の数ほどあるから、なりふり構わず提出すればどこかに引っかかると思います。だけど結局めっちゃ良い映画祭しか提出していないのでずっとハードルは高いままなのです。
実は選出の数だけでいけばもうクリアしています。が、選出のお声がけ連絡を頂いても全て受けるわけでもないので、僕の目標の5つまでまだもうあと一歩!というわけです。
とりあえず、アジアに全く受けん 笑
あと、北米にも受けん 笑
ヨーロッパと南米にめちゃくちゃ受ける。
俺のナショナリティどこいった?笑
と。十分すぎる見返りはありますが
莉の対よ。
これやってなかったらどれだけ楽だっただろう。
とたまに想像します。
この2年間、映画の事を考え無かった日はなく
1年365日、毎日ずっと追われてきました。
なのにまだ毎日悩んでます。
ここにきて関わる人が増え、その分だけ悩みの種が増えていきます。
彰夫と二人でやってた時は気楽で良かった。
僕は人と関わるのはあまり得意な方じゃないんだけど、この『人』を大切に映画作りをしてきて、『人』が僕たちに成長の機会を与えてくれます。
だったらこのまま最後までこれを貫いていきたいです。
貫いて行こうと思います。
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