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健康寿命を伸ばしましょう

2024年現在、健康寿命を伸ばすことはいいことだと私は強く信じています。私の声が届く範囲にいるあなた、たまたま何かの縁でこの記事を読んでいるあなたにも健康寿命を伸ばすということにもっと関心を支払ってもらって、一緒に新しい時代を生き抜いて生きたい。僭越ながら、そう思っています。

なぜ健康寿命を伸ばすことがいいことなのでしょうか? あなたは既に同意してくれているかもしれません。というのも、今のように健康なままで、あるいは今の病気が無い状態や老化の影響が無い状態で寿命が伸びるならば、何もあなたにとってデメリットはないはずだからです。もし今あなたがメンタルやフィジカルに課題を抱えているにしても、それを治療したりそれとうまく付き合いながら、生活の質 QoLを落とさずに長生きするライフスタイルを模索してほしいと思います。そのためには自分自身は飽くまで医療の素人に過ぎないのだから、自分や自分の調査結果を過信せずに医師などの専門家のアドバイスに従うこと、何よりも、予防が必要なんだと自覚して自分からクリニックに行くことをおすすめします(私自身も歯医者を予約して歯のメンテナンスをおこなったり、眼科で視野に異状が無いか確認してもらっています)。

とはいえ、例えば多少、数年程度節制を重ねて健康に長生きできたところで遅かれ早かれ死亡するのだから大差はないのではないか?と思っておられるかもしれません。しかし実際には医学研究は多方面で着実に進んでおり、例えば2030年には老化細胞の除去によって12年分若返ることが可能になるという観測もあります。

こうした研究がうまくいけば、米食品医薬品局(FDA)による承認後、2026年頃には実用化される可能性がある。腰関節と膝関節、心臓と肺、脳と目の治療にセノリティクスが導入されれば、2030年になるまでに12年分の若返りが実現するかもしれない。

「老化細胞を除去する薬」で若返り 実用化へ高まる期待 - 日本経済新聞(2023年) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD09BF00Z00C23A3000000/
強調はふかくさ。

この記事を書いている時点が2024年ですから、現在からマイナス6歳程度の若返りが既に期待できるわけです。そしていったん若返ればそれだけ働く期間を延長してお金を貯めることができ、さらに健康寿命を伸ばす医療サービスを受ける機会を増やせるわけです。それを反復しているうちに数十年が過ぎると、寿命のもうひとつの壁(老化細胞除去だけでは解決できない死)である120歳を突破するブレイクスルーが見つかる可能性が高まります。例えばそれはナノテクノロジーかもしれませんし、動物からの臓器移植かもしれません。あるいは「マインドアップローディング」であるかもしれません。しかし、そのどれであるにせよ、実現が近い、お金さえ注ぎ込めば実用化・商業化までいけるとなれば世界中のお金持ちたちがそれに資金を集中し、技術進歩とその普及はさらに加速することになるでしょう。

明治大学発スタートアップのポル・メド・テック(川崎市)は13日、動物の臓器を人に移植する「異種移植」に向くブタが生まれたと発表した。移植しても免疫による拒絶反応が起きにくいようにブタの遺伝子を改変ずみだ。動物で安全性を確認して、2025年度にも臨床試験の開始を目指す。

人への臓器移植向けブタ誕生、安全性確認へ 明治大学発の新興企業 - 日本経済新聞(2024年) https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC088N00Y4A200C2000000/?n_cid=SNSTW005
強調はふかくさ。

したがって、テクノロジーの爆発的加速度的進歩を考慮すれば、あなたの健康寿命は無限に伸びる可能性があるのです。だから、それまで自暴自棄にならず、特に中年を迎えている方は取り返しのつかないような依存症や生活習慣を脱却したり、生活改善しながら、健康に過ごすことが大切なのです。自分の心と身体を総点検して、簡単に予防できるものが見つかれば先手を打って処方箋をもらったりセラピーを受けてしまいましょう。なぜならば、同じことを5年後になって、手遅れに近い状態になってから始めるよりもそれはずっと楽なはずだからです。ぜひ、健康にもっと注意を向けてください!

(1,802字、2024.02.17)


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