(ポエム)空の下、ぼくは洗濯をする

別に特に思想があるっていうわけじゃないんです。ただ、地に足をつけて歩きたくない、っていうだけで。一歩、一歩あるくごとに僕は、ああ、頭の中を、今もっと風に吹かれたいみたいな考えにとらわれはじめてくる。ざぶざぶざぶ。あたまのなかを、そうやって洗浄したくなる。そうやってあるときは世の中の、疾走感のあるものごとにしがみつきたくなります。そうすればもう見ていたものごとも、自分の思想も、見えなくなる。空はもう切り取られ過ぎていて、感情としての働きをなさない。少なくとも、僕の居る場所…死ぬまでいるこの場所においては。そのせいで不自由だってことに、誰もが気が付かないままでいる。ずっと。

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ポエム、詩、短歌などを作ります。 最近歴史に興味があります。