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今週のスマートホームニュース #038

こんにちは!X-HEMISTRYマーケ担当のRivaです。

今週も最新のスマートホームニュースをお届けします!

Home Assistant:Open Home Foundationを設立

Home Assistantは、Open Home Foundationのプロジェクトとして生まれ変わりました。そして、その創造者たちは、ホームオートメーションの分野において、プライバシー、選択肢、持続可能性を推進するために広く門戸を開くことを目指しています。

彼らの言葉を借りると、「スマートホーム市場におけるプライバシー、選択肢、持続可能性に関する基本的な原則を守るために立ち上がること」を目的としていると言います。「我々の目標は、政治的なロビー活動を行うための資源を持つことができるような活動的な政治団体となることです」と、Open Home Foundationの理事会であるPaulus Schoutsen、Guy Sie、Pascal Vizeli、J. Nick Kostonは述べています。「一般の人々、公務員、スマートホームデバイスやサービスを作る企業に対して、オープンスタンダード、オープンソースプロジェクト、スマートホームの未来におけるプライバシー、選択肢、持続可能性の重要性について教育することも目的としています」

Home Assistantは、SchoutsenがPythonを使ってプロプライエタリなプラットフォームに頼ることなくスマート照明システムを制御したいと考えたことから始まりました。それから成長し、最も人気のあるオープンホームオートメーションプラットフォームの1つとなりましたが、その道のりは平坦ではありませんでした。プロプライエタリなプラットフォームの成長や、Schoutsen自身が燃え尽きてしまう危機感から、2018年には収益と安定性をもたらし、他のプロジェクトへ投資するために、Nabu Casaを設立しました。

Home Assistantプラットフォームの公式な親会社となるOpen Home Foundationは、Home AssistantやZigpy、Piper、ESPhomeなど240以上の関連プロジェクトの中核的な傘下団体として機能するだけでなく、ロビー活動なども行い、プライバシー、選択肢、持続可能性を推進していきます。

Ring: 新型セキュリティカメラPan-Tilt Indoor Camを発売

Ring社は、家庭用セキュリティカメラ市場において新たな製品「Ring Pan-Tilt Indoor Cam」を2024年5月30日に発売する予定です。このカメラは、部屋全体をカバーする為、水平(360°)・垂直(169°)両方向の首振り機能を備えています。これにより、ペットの監視や複数の入り口のチェックなど、様々なニーズに対応することが可能です。

ユーザーはRingの専用アプリを通じてカメラの向きを遠隔で調整でき、HDビデオ録画や、双方向オーディオ、カスタマイズ可能なモーションアラートなどの機能も利用することができます。加え、プライバシー保護のためのカバーが内蔵されており、これを閉じることで録画を手動で停止できます。

現在、ブラックとホワイトの基本モデルが先行予約受付中で、価格は80ドルとされています。他のカラーモデル(ブラッシュ、チャコール、スターライト)は発売日がまだ公表されていませんが、近日中に販売開始される予定です。カメラの全機能の利用には、月額5ドルからのRing Protect Planへの加入が必要です。

Ring Pan-Tilt Indoor Camの市場投入により、同様の機能を持つ他のセキュリティカメラ、特に半額のBlink Mini Indoor Pan-Tilt Cameraとの競争が見込まれます。この新しいカメラがどのように市場に受け入れられるか、その性能と価格のバランスが注目されています。

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