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最近読んだ本11冊

本を読んだら読みっぱなしにせず、noteに感想を書くと決めているつもりだった。しかし、最近読書メモの記事をサボっていた。ここ最近は片っ端から本を乱読していたのだが、乱読しすぎて本の内容を上手く消化できていないのかもしれない。もしくは、そこそこ立派な(文章量のある)文章を書こうとして、中々手をつけることができなかったのかもしれない。とりあえず、最近読んだ本と考えたことを羅列しよう。この記事はブックガイドでも書評でもなく、ただの個人的読書メモである。

「読まなくていい本」の読書案内:知の最前線を5日間で探検する

タイトルの付け方が微妙。本書がブックガイドだと思わせるタイトルだが、実際の内容は様々な学問分野における「知のパラダイムシフト」を紹介するものである。知のパラダイムシフト以前の考え方は古臭いので学ぶ優先順位が低いというのが本書の主張だ。「学ぶ必要が無い」という主張ならば暴論になり得るが、優先順位を下げることに関しては納得だ。人生で読むことのできる本は限りがある。どうせなら面白い、かつ人生に良い影響を与えてくれる本を読みたい。

仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢 次決めずに辞めてもうまくいく人生戦略

本書においてキャリアブレイクはキャリアにおける空白期間と定義している。適応障害を患って休職中なのだが、まさにキャリアブレイク真っ只中と言える。そのまま退職してもう一歩踏み込んだキャリアブレイク(すなわちニート)に突入するか悩んだが、結局復職することを決めた。キャリアブレイクは確かに魅力的だが、そうは言っても現在の日本社会におけるキャリア構築を考えるとまだまだ土壌は形成されていないように感じてしまう。

読みたいことを、書けば良い

この本を読んで、noteの更新方針を「自分の読みたいことを書く」としたところ、noteの更新頻度がグッと落ちてしまった。自分が読みたい文章を持ち合わせていないのか、自分の欲望を言語化できていないのか。とりあえず更新頻度を上げることにして、気ままに文章を書く方針に切り替えた。本書はライター向けに書かれており、趣味としてnoteに自由気ままに書く文章とは趣が少し違うのかもしれない。

ぼっち・ざ・ろっく!外伝 廣井きくりの深酒日記

廣井きくりはアル中クズバンドマンなのだが、そんな彼女を魅力的なキャラクターとして描かれている漫画だ。それなりの大学を出て、それなりの会社でサラリーマンをやっている自分からすると、こういった生き方に憧れることがたまにある。自分は基本的に安定思考で、たまに躁状態かのようにアグレッシブな行動をとってみせる。何だかその生き様が中途半端なのがコンプレックスだ。もう少し廣井きくりの生き様を見習ってもいいかもしれない。

ツーオンアイス

私は大学時代フィギュアスケートをやっていた。フィギュアスケートを題材した漫画に興味を抱くのは自然な流れだ。読んでみるとものすごく面白かった。面白すぎて、自分でも漫画を描きたくなったほどだ。ただ、少年ジャンプでの連載では苦戦しているようで、打ち切りが濃厚みたいだ。非常に悲しいが、少年ジャンプの読者層とこの漫画がウケる層は少し離れている気がする。ああ、勿体無い。

五等分の花嫁

今まで読んだラブコメの中で一番面白かった。(そんな多くのラブコメを読んできたわけではないが。)この漫画はスーパー銭湯で読んだのだが、読み返すために自分で購入したいくらいだ。物語の主軸となる恋愛要素以外にも、各登場人物にまつわるエピソードが散りばめられており、各々の登場人物の心情の機微を描いている。じっくり読み返せば考察しがいがある。ああ、大人買いするか迷う。

一人称単数

村上春樹の作品は『1Q84』と『ノルウェイの森』しか読んだことがない。これが3冊目。村上春樹の文体が結構お気に入りである。ただ、自分は村上春樹ファンです、と名乗るのは何故か憚られる。というより、その作者の本ならたくさん読んできた、という作者が特に居ないので、そのような自己表明ができない。別にそんな必要ないかもしれないが。

自殺の思想史

別に自殺を考えているわけではないので、安心してほしい。最近は、人生という漠然としたテーマについて考えに耽ることが多い。そのために、こういったテーマの本に考えるためのヒントを求めることがある。いつか本当に自殺を考えてしまうくらい思い悩んだ時は、この本を読み直そうと思う。

人生は1冊のノートにまとめなさい

私は1冊のノートにあらゆることをメモする習慣がある。日記や読書メモ、内省、アイデア、はたまた映画の半券やレシートを貼り付けることもある。それに加えて、ライフログも記していこうかと思う。人生の記録を残すためだ。

安藤忠雄、仕事をつくる:私の履歴書

適応障害で休職してから、仕事論とは距離を置いて接するように心掛けている。ハードワークは体を壊す。自分の仕事が好きだって胸を張って言える人が羨ましい。自分が心の底から好きだと言える仕事だとしたら、もう少しハードワークに耐えることができるのだろうか?

勉強の哲学 来たるべきバカのために

大学生の頃に読んだことがあるが、「何が書いているかよく分かんね〜」という感想を抱いた。勉強というありふれたテーマを取り扱っているかと思えば、いきなり小難しい言語について語り出す本である。再び読んでみると、以前よりはすんなり内容が頭に入ってきた。色々な本を読むことで本を読む力が培われたのかもしれない。

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