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未来の自分 ≠ 自分の未来

「現在の自分」は「過去の自分」を恨み、「未来の自分」に重荷を押し付ける。

昔から感じていた「過去」と「現在」、「未来」の自分自身。そんなだらしない自分が嫌いだ。

以下の本を読んだ際に、そんな自分を思い出した。

やるべきことから逃げ、「未来の自分」にやるべきことを押し付けるのはなぜかについて書いてある箇所があった。

ある心理学の実験によると、「現在の自分」はストレス状態から救おうとするにも関わらず、「未来の自分」には重荷を押し付ける傾向があるらしい。他人に対して強いるべき重荷とほぼ同等の重荷を未来に押し付けてしまう。

すなわち、「未来の自分」≠「自分の未来」であり「未来の自分」≒「他人」と感じている。

自分はストレスから逃げたいがゆえに甘やかし、他人に対しては理想的な人間であることを強要する。さらに、「未来の自分」が「現在の自分」の延長線上にいると感じず、他人であると思い込む。そのため、「未来の自分」にやるべきこと・重荷を他人へ押し付けるのと同様に押し付けてしまう。
これらは自己を最優先しようとする人間の性によるもの。

その結果、重荷を押し付けられた「未来の自分」は「現在の自分」を恨む。

「未来の自分」は理想的な人間ではなく、「現在の自分」の延長線上であると意識できたら、「未来の自分」≒「自分の未来」となる。そしたら、「現在の自分」が「未来の自分」に重荷を押し付けることなく、それから逃げずに、互いに恨みあわないことができるはず。

そんな自分になってみたいものだが、「未来の自分」をどうやって「現在の自分」の延長線上だと認識することができるのだろうか?

その方法を見つけることが現在の自分への課題として残った。

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前回も同じの本を読んだことについて書いている。よければどうぞ。


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