Chico

30代/会社員

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鳥取、島根旅行#3日目

 昨夜、ビール瓶2本飲んだだけで、全身にものすごい酔いが回って来て、ホテルに着くとすぐに寝てしまった。1時間ほどで目を覚まして、怠い身体を起こして、お風呂に入りに行った。風呂場はタイミングが良く、自分一人しか入っていなかった。途中、関西方面から来たと思われる若者がドカドカと入ってきて、風呂場に誰もいないと見るや奇声を発し始めた。鉢合わせなくて良かったな…と風呂場を出る。  最終日3日目の朝、お風呂に入りに行った。温泉宿に泊まったのだから、夜と朝のセットで入らないとなんだか勿体

    • 鳥取、島根旅行#2日目

       皆生温泉のとある宿に泊まった。カーテンを開けると目の前に海がどこまでも広がっていて、空と海の境界線が分からなくなるほどだった。朝風呂に入って、チェックアウトを済ませ、しばらく海岸沿いを歩いた。太陽の日差しが眩しく、まだまだ残暑は続きそうだった。 4.水木しげるロード 車に乗り込み、水木しげるロードへと向かう。ゲゲゲの鬼太郎は子どもの頃、目のお化け(バックベアード)が怖かったのを思い出す。  水木しげるロードは、境港駅から水木しげる記念館まで800m続く妖怪の道で、177

      • 鳥取、島根旅行#1日目

         長期休暇中のぼくは、朝起きて、さて、これからどうしようと贅沢な悩みを抱えている。旅に出たいと思いながら、ぐずぐずして何もしないでいた。なかなか重い腰が上がらない…そんなこんなで沢木耕太郎「深夜特急」を読み始めると、こんな一節に目が止まる。  深夜特急がぼくの無意識下にあった旅への欲求を駆り立ててくれた。とにかく旅に行こう。そう心に決め、鳥取、島根の旅行プランを練り始める。植田正治の写真が好きだったぼくは、いつか鳥取砂丘に行ってみたいと思っていた。せっかく立ち上って来たこの

        • 須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』

           著者がミラノにあるコルシア書店で過ごした日々、そこに集う人々をめぐる情景を流麗な言葉で描かれた素晴らしい一冊。  読んでいるうちに、個性的な人々が集うコルシア書店の情景がありありと浮かんでくる。まるで自分も書店に通ってる一人の仲間のように思えてきて、心が温かくなる本だった。シンプルな言葉で綴られた優しい文章が、まるで音楽を聴いてるかのように心に響いてくる。  ふと、自分の過去を振り返ってみると、良いことも悪いことも思い出されるのだが、今の自分があるのは、いつもそばに家族や

        鳥取、島根旅行#3日目

          沖縄旅行#4日目

           いつも旅行の最終日には、予定を詰め込みすぎないようにしている。ギリギリまで遊んで食べて、という事はせず、旅行最終日はゆったりと過ごす。  ホテルで朝食を取り、チェックアウトをし、首里城公園へと向かう。 1.首里城公園 首里城の火災から4年程経ち、今も修復作業が続いている。首里城は惜しくも見れなかったけど、城門、城郭の石壁がすごい。石が隙間なくピタッとはまっていて、昔の石材技術すごいなあと思いを馳せながら、城内を歩く。 2.豊前海浜公園  白浜でぼーっとする。海風にあた

          沖縄旅行#4日目

          沖縄旅行#3日目

           3日目の朝、またまた予想通りに起きれなかった。本来起きるべき時間から1時間ほど寝坊。いそいそと洋服を着替えて、朝食を取りにいく。 1.知念岬公園  那覇市内から50分程、車を走らせて向かう。どこまでも海が広がっていて、来て良かったなと思う。ぼーっと海を眺めるのも悪くない。 2.斎場御嶽  世界遺産。斎場御嶽では、どういうわけか口を慎む自分。神聖な場所の為、精神を落ち着かせ、呼吸に意識を集中しながら、一歩一歩通りを歩く。いま振り返ってみれば、あの場所は狂気を感じさせる

          沖縄旅行#3日目

          沖縄旅行#2日目

           朝、起きる時間が遅かった。大きく、快適なベッドから起き上がるのがこんなに困難な作業だとは思わなかった。カーテンを開けると、海がどこまで広がっている。湿気を含んだ海風が部屋に入って来て、今日も良い一日がスタート出来そうだなと思った。  ホテルで朝食を済ませ、沖縄美ら海水族館へと向かう。ホテルから10分くらいの距離だった。 1.沖縄美ら海水族館  巨大な水槽にジンベイザメ(本当に大きかった!)と、マンタが気持ち良さそう泳いでいた。とてもゆったりと泳ぐんだなぁ、と思う。  

          沖縄旅行#2日目

          沖縄旅行#1日目

           沖縄旅行1日目。朝6時半に起き、7時の電車に乗って羽田空港へと向かう。NH995便、機材777-200だ。久しぶりの空港にテンションが上がって、良いスタートを切ったなと思う。  機内で30分ほど眠った後、音楽を聴きながらニュースを見てぼーっと過ごした。ぼーっとする時間は大事ですね。  12時30分頃、沖縄に着く。事前にskyticketというサイトで、トヨタレンタカーを予約していた。空港まで送迎バスが出てる。4日間使用で24,000円弱。ブラックのカローラハイブリッド車。

          沖縄旅行#1日目

          写真展「星野道夫 悠久の時を旅する」

           東京都写真美術館で開催中の写真展「星野道夫 悠久の時を旅する」を観てきた。  会場の入口に太陽の優しい光を浴びたシロクマが手を合わせて、目を瞑ってる写真があり、とても惹きつけられた。心穏やかに、何をお祈りしているんだろう。  写真展、本当に良かった。アラスカの大自然の写真を観て、自分は自然の一部なのだと感じることができた。むかし読んだ「旅する木」の言葉を思い出しながら、ひつひとつの写真を丁寧に観ていった。同じ時間に、別のどこかで誰かが日々の生活を営んでいる、そのことを心

          写真展「星野道夫 悠久の時を旅する」

          岸見一郎『愛とためらいの哲学』

           2023年、記念すべき読み終わった一冊。部屋で長いあいだ読まれてない数々の本を無視して、「いま、この本を読まなくては」と思い、読み始める。読み終わって「愛することは勇気が必要だ」という想いを抱く。  昨日、初めて彼女を両親に会わせた。引越しの準備をするという理由を建前に、車に乗って小1時間ほどドライブし、実家に帰った。車内でぼくは「家に帰りたくないな…」と本音を何回か漏らしていた。それは家が無くなるという現実から逃げたいのもあったし、彼女が両親に受け入れられなかったらどう

          岸見一郎『愛とためらいの哲学』

          1月3日の日記/愛とためらいの哲学

           鼻が詰まる。昨年9月末にとあるホテルに泊まった際にアレルギー性鼻炎を起こしてしまい、それ以降、鼻の調子が悪くなってしまった。点鼻薬を使用するが、だんだん量も増えて来て、どうやら点鼻薬に含まれる血管収縮剤が悪いらしいのだ。そんなこんなで今朝、鼻から鼻水がウネウネ出る変な夢を見て目が覚めてしまった。  正月最後のお休み。天気も良かったので、バスに乗って川崎へ向かう。着いてからすぐにクリスピードーナッツを食べた。 「ドーナッツの穴はどうして出来たのか」という疑問がふと浮かび、そ

          1月3日の日記/愛とためらいの哲学

          1月1日の日記

           1月1日の目覚めはあまり良いものではなかった。初夢で「どういうわけか…ベトナムに行くことになった」と彼女に告げる自分がいた。どうして別の国ではなく、ベトナムなんだ!?と起きた時に思ったが、それよりも前日に飲んだビールとワインで頭が重たく、目はパサパサに乾き、喉はカラカラに乾いていた。  新年を少しでもマシな方向へ持っていこうと、自転車に乗って多摩川まで行くことにした。雲一つない青色の空が心を晴れやかにした。気分もだんだん良くなってきた。  川近くの駐輪場に自転車を止めて、歩

          1月1日の日記

          吉本ばなな『キッチン』

           5年振りの吉本ばなな。と言うと失礼かもしれないが、久しぶりに彼女の小説を読む。というのは、5年前に付き合っていた彼女が『デットエンドの思い出』が好きだと言うので、買って読んでみたのだけれど、その時はあまりしっくり来なかった。女性が書く、繊細な感じ、なんだか女々しいなと思って、自分には合わないと思って遠ざけていた。  いまこのようにして、どうして吉本ばななの本を手に取ったのか、どういう心境の変化があったのか、実は…自分の実家が近々無くなってしまう。自分が幼稚園の頃から住んで

          吉本ばなな『キッチン』

          アーネスト・ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』

           「誰がために鐘は鳴る」を読了。この本を手に取った時は、何かに悩んでいて、精神的にキツイ時期だった。  戦争という生と死の隣り合わせの状況で、どのように考え、行動し、乗り越えていくのかをこの本を通して得られれば良いなと思って、手に取った。もちろん、ハードボイルドな世界を生きる主人公としがないサラリーマンとでは住む世界は違うわけだが…。ただ、どんな苦しみも重たいとか、軽いといった尺度で比較は出来無いし、その人にとってはどんなものも深刻な苦しみで、重たくなり得るのだと思う。  

          アーネスト・ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』

          松浦弥太郎『しごとのきほん くらしのきほん100』

           良い本を手に取ったな、と思う。これまで大事にしていたのに忘れていたなと思うことや、新しい気づきもあって良かった。一つ一つのきほんを自分の言葉にしていきたいなと思う。  しごとの100では、なかなか厳しいことを言ってるなあという印象。裏を返せば、自分はしごとに対して、まだまだゆるいのかな?とも思う。  「しごとに対する態度、姿勢が悪い」「しごとの覚えが遅い」と、ストレートに言われたこともあり「なんか、嫌なこと言ってるなあ」と、適当に流していたのだが、そういう言葉こそ自分を成

          松浦弥太郎『しごとのきほん くらしのきほん100』

          映画『カモン カモン』

          『カモン カモン』をようやく見ることが出来た。ジョーカーを演じたホワキン・フェニック スとは違って、温かく、優しい笑顔、眼差しが素敵だった。  子どもの頃を振り返れば、僕もジェシー君と同じようにストレートに疑問をぶつけて、大人を困らせていた気がする。今では何も思い出せないけれど、正しい答えも間違った答えも気にしないで、素直に自分の心と向き合い、心から出た言葉を話していたように思う。  大人になってからは周りに気を使えるようになり、相手のスペースにどかどかと土足で上がるよう

          映画『カモン カモン』