【つの版】日本刀備忘録・インデックス

2024年3月19日 11:11

　ドーモ、三宅つのです。増えてきたのでインデックスを作りました。つのは何の専門家でもないため、詳しく知りたい方は専門書を読んで下さい。

◆上古刀編

　日本の刀剣の起源は、遥かに遡ればチャイナにあります。

　記紀神話には刀剣が登場し、三種の神器の一つにも天叢雲剣があります。

　東国や蝦夷に広まっていた蕨手刀は、反りを持つ日本刀の起源に関るとも言われています。

　蝦夷と日本の戦争は、馬上で振るうのに適した反りのある長刀「太刀」を生み出したと考えられています。

　太刀は貴族や武士たちに愛好され、チャイナへの輸出品ともなりました。

　清和源氏重代の宝剣「鬚切」の伝説は、武家が天下を取った鎌倉時代以降に作られたものと考えられます。

　後鳥羽院が備前などから召し寄せた刀工たちは、承久の乱で後鳥羽院が配流されると鎌倉に赴き、東国の武家のために腕を振るうことになります。

　承久の乱の後も、山城・備前などでは盛んに刀が作られています。

　鎌倉幕府の本拠地・相模国では、諸国の作風を融合させた国光・正宗らによって、新しい作風「相州伝」が生まれました。

　1333年に鎌倉幕府は滅亡しますが、北条氏の残党は各地で武装蜂起し、1335年には北条時行が鎌倉を奪還しています。

　鎌倉を奪還した足利尊氏は後醍醐天皇と対立し、朝敵として討伐を受けますが、各地で奮戦して官軍を撃破し、院宣を奉じて京都に攻め寄せます。

　後醍醐天皇は吉野に逃れて尊氏討伐を呼びかけ、北陸では新田義貞が奮戦し、奥州からは北畠顕家が駆けつけます。

　鎌倉末期から南北朝時代には、鎌倉と京都の間の美濃や越中に新たな刀工の流派が出現しました。

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