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「アニー・ドギーバッグ」序章・ライナーノーツ

おれだ。どうにかこうにか、最初の逆プラ作品の続編に一区切りつけた。これでリザルト画面が表示され、おれにはEXPが入り、レベルをあげ、一旦セーブし、各種装備を整える事ができる。一息ついたところでライナーノーツというわけだ。アポカリキシ・クエイクのもやる。

一話一話の解説はめんどいのでしない。ただフランツの蘊蓄話は、おれが昔世界史板のスレに書き込んだやつの流用だ。ほんとかどうかは知らない。

なぜ最初にこれを書き始めたか? まず、話がシンプルだからだ。アニーが出て殺す。シンプルだ。これならパターンを変えればいくらでも書ける。また、おれが逆プラで生み出した作品の中では、主人公のキャラクターが一番立っていたと思い、かつその名前がそのままタイトルになっていたからだ。元傭兵デリックだってシリーズ名にその名が入ってるだけだし、荒野のタグ・スリンガーは本名がまだ出ていない。

ニンジャスレイヤー、小泉ハーン、蛮人コナン、バイオレンスジャック、デビルマン、アンパンマン、ゲゲゲの鬼太郎、バオー来訪者…どれも主人公の名と称号がそのままタイトルになっていて、何者なのかわかりやすい。ジョジョの奇妙な冒険や将太の寿司はちょっと違うが、主人公がジョジョや将太だとはわかる(ジョジョと呼ばれてない主人公もいるが)。でもAKIRAは主人公がアキラではない。金田だ。ややこしい。

脱線したが、そういう理由だ。あと最初の400字のやつにスキが9つぐらいあり、PUされたこともあってそこそこ反応が貰えそうだし、多少バズった天狗や邪馬台国よりは少なく、気楽に書きやすそうだったからだ。それにアニーは動かしやすい。クヨクヨ悩まずガンガン動き、1000字で標的はPOW!されてあっさりしぬ。ほんとは2500字ずつぐらいのペースで殺して欲しいが、アニーが決断的過ぎて1000字で殺してしまう。じゃあ1000字を数回続けりゃいいというのでやってみた。敵がもう少し強ければ、とも思わんでもない。

基本コンセプトは、ここにも書いたが、ジョジョとニンジャスレイヤーのミックスだ。恨みのパワーでギャングと女復讐者が戦う。動機づけとして復讐はつよい。恨みはナラクめいて双方をパワアップさせ、獅子咆哮弾めいて双方を奈落の底の泥濘へ落としていくだろう。黒くて臭くてドロドロしてる。そういうのが書きたかったので書いた。左は並行連載で補完することにし、アニーは思いっきり右に寄せた。そうしたいからそうしている。

本編は合計4800字ぐらいだが、名鑑を加えれば6000字ぐらいにはなる。ちょっとずるいが、まあいいだろう。合間合間に舞台設定やボスの情報も挟んでおいた。まだ序章が終わったばかりで、アニーの戦いはこれからだ。ラスボスのリヴィオを殺すまで、アニーが死なない限り続く。死んだら終わりだ。死んでも恨みのパワーでアンデッド化するかも知れないし、リヴィオを殺してもヒトデ問題が解決するかどうかはわからない。アニーはギャングのボスになりたがるような女じゃないし、ステラ・マリスがどうなったって知ったこっちゃない。エゴのままに殺していくだけだ。

読者の評価は、まあそこそこだ。最高獲得スキは5。反応があるだけ御の字だ。おれは気に入ってる。自信満々で売れ!と言われたが、そう言われると反発して謙虚に振る舞いたくなる。おれのスタイルはこうなのでとやかく言うな。とにかくこれで5000字の弾帯がひとつ出来たので、これを1万、2万、4万、8万、10万字と繋げて、膨らましていく。リレー小説を一人でやればいい。ニンジャスレイヤーはラオモト・カンを殺すまでに約80万字(20万字×4冊)かかっているが、リヴィオは10万字で片がつくだろうか。リヴィオを倒しても次のなんかが出て来るかもしれないし、おれにもまだわからない。

ところで、アニー・ドギーバッグの略称についてだ。イニシャルをとるとADになるが、キリスト紀元みたいになる。バッグをつけてADBだと、アジア開発銀行(Asian Development Bank)になる。アニーDだとアニー・ドッグと間違われかねないが、そんな略称でアニー・ドッグを呼んでいるのは見たことがない。アニーDBだとドラゴンボールみたいだ。ADB…うーん、アドバ…Adb-lock(アドブ・ロック)。そうか、彼女は邪魔な広告野郎をロックの力でPOWしていたのか。アハ体験だ。

【ひとまず終わり。次へ】


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