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デザインを考える

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自分なりのデザインについての考え方をまとめたマガジンです
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2018年2月の記事一覧

デザイナーから新しい手法を提案するには

デザイナーから新しい手法を提案するには

私は社内であれやこれやをやってみたいと声を上げるタイプです。
そんな私ですが、苦労したとまでは言わないもののスムーズに賛成されなかったことは色々あります。
これから先もそういった経験は多くありそうなので、備忘録も兼ねて自分の動きをまとめてみます。

例えばデザイナーがやりたいことペルソナ・カスタマージャーニー・ユーザーインタビューなどなど、ユーザー視点に立ってサービスを提供するための手法は導入した

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私の中のデザイン

私の中のデザイン

近々私の会社のデザイナーで集まって「自分なりのデザイン哲学を発表する会」のようなイベントがあるため、それに備えてnoteでもまとめてみようと思います。

現実世界にイデアを実在させようと試みる行為なにやら響きが宗教的なものになってしまいましたが、スピリチュアルな内容ではありません。

イデアというのは、古代ギリシャの哲学者であるプラトンの「イデア論」という考え方で登場する概念です。
「ものごとの真

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モノを計画する思考、制作する思考

モノを計画する思考、制作する思考

これはデザイナーに向けた、自分の考えを相手に伝えるための記事です。

「考えている内容を言語化して相手に伝えるのは、チームで仕事をする上でとても大切です。」

↑のようなことはnoteで何回か記事として発信しているのですが、もう少し踏み込んで考えてみます。

両者は違う、でも似ているそもそも「考えている内容」って何なのか?自分は一体どこからどこまでを考えているのか?という話から始めます。

まず、

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チームでデザインをすること

チームでデザインをすること

大学時代大学卒業までは、デザインをするときは基本的に自分一人で作っていました。
ですから「自分だけがわかっている」状態は何も問題ありませんでした。
「気持ちいい」だけで選んだ色・「R」が気に入らなくてカスタマイズしたヘルベチカ・「gnav01」のような最低なクラス名などなど。
傍から見たら解読できないルールだらけで、仮に技術力がすごいアシスタントがいてくれても「これってなんですか?意味が分からない

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