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ドラマ•映画好きなキャリアコンサルタント xyzです。

今日は大晦日。
2021年もそろそろ終わりですね。

今年はわたしにとっては変化の年でした。去年の12月にキャリアコンサルタントの養成講座が始まり、4月に養成講座が終了、6月に学科試験、7月に実技試験、8月に合格発表……と駆け抜けた上半期。下半期は2級技能士受験を決めてその準備。振り返るとキャリアコンサルタント試験一色の一年でした。

さて、大晦日、といって思い出す映画は『THE 有頂天ホテル』

今回2021年最後のnoteはこの映画について書くことにします^^

THE 有頂天ホテル


尊敬する三谷幸喜さんが脚本&監督、大好きな香取慎吾さん、寺島進さん、梶原善さん……他にも豪華俳優陣が大勢出演しています。

演劇舞台のような作りの映画で、三谷さんらしさあふれる群像劇です。

概要はこちらでどうぞ
⬇︎



舞台は大晦日のとあるホテル
新年のカウントダウンパーティーが始まるまでの2時間に起きた騒動を描いています。


それぞれに事情を抱えた人々が集まるホテル。

訳ありなのはホテルのゲストだけではなくて、そこで働くスタッフたちも胸に色々と抱えるものがあって。

ゲストやスタッフがホテルの中でお互いに関わり合うことで話がややこしくなったりとんでもないことになったり……!

そんな混沌の中で、それぞれが本当の自分を見つめ直す、というストーリーです。(ものすごくシンプルにまとめた!)


たくさんの人物が登場しますが、共通しているのは「今の自分に満足していない、不本意ながらも妥協して生きている」ことです。

それが、大晦日の騒動をきっかけに、これ迄ずっと抑圧していた自分を解放し、自分らしく生きることを主体的に選んでいく。

ストーリーは、香取慎吾さん扮する「歌を愛するベルボーイ」が惜しまれながらも職場を退職するところから始まります。

歌を愛するベルボーイ 只野憲二


ミュージシャン志望のベルボーイ、路上ライブを続けていてもパッとせず、28歳にもなっていつまでも夢を追ってばかりいられない、と実家に戻って家業の果物屋を継ぐ決心を固めるのです。

でも、このベルボーイ、仕事がきっちりできて周りからも愛されていたからか、退職の日にも副支配人が未練がましく引き留めていたくらい。


それでも彼の決心は固く、夢との訣別、とばかりに、これ迄ライブの時に使用してきたギター、バンダナ、幸運の人形を、送別会の席で職場のみんなにプレゼントしてしまいます。


でも、送別会の後すぐに帰宅せずホテルにいた彼は、副支配人直々にもう一晩だけ、とカウントダウンパーティーの手伝いを頼まれて、お人好しの彼は断りきれずに手伝うことに……これが彼の運命の分かれ道に!


大物演歌歌手のアテンドをするのですが、翌日からの公演を前に自己効力感が下がりまくっている大物歌手の前で気分が明るくなる曲をベルボーイが披露するのです。

「明るい気分になる曲お願い!」


そこで大物歌手にはいたく気に入られるベルボーイですが「プロはやめておけ」と言われてしまう……(笑)


そして偶然ベルボーイの歌う陽気な曲が聞こえてきて自殺を思いとどまったという、ホテルゲストの国会議員にもベルボーイは感謝されることに!

議員に抱きしめられた上に、感謝の言葉とともになぜか自分が手放したはずの幸運の人形を渡され(!)驚くベルボーイ。


さらに手放したはずのバンダナをつけたアヒルをホテル内で見つけ(!)これまた手放したはずのギターを客室係から渡される(!)という……(笑)


決別したはずの夢の道具、いわば三種の神器が巡り巡って再び手元に戻ってきて、歌を愛するベルボーイは、再び夢を目指すことを決めるのです。

三種の神器フル装備!


手放すことはつらいし勇気がいる。
でも、手放せる勇気があったからこそ、また始める勇気も持てたのかな。

この映画のキャッチコピーが

最悪の大晦日に起きた最高の奇跡 

最悪の大晦日は、最高の奇跡の始まりだった。

なのですが、これまさに、終わりが始まり。ブリッジズ!ですね。

一年の終わり、そして新しい一年の始まり。
夢の終わり、退職、そしてまた新たなスタート。


30歳を目前にして一度は諦めようとした夢でしたが(30歳前後は本当にドラマティックな年齢!)いろんな偶然から「やはり夢は諦めない!」という強い気持ちで新たな第一歩を踏み出すことを決める。

間違いなくあの大晦日の夜は、歌を愛するベルボーイにとっては運命を分けた、大切な一日で。


ここのシーンを観るといつも胸が熱くなります。

(他の登場人物たちにとっても、あの日あの時あの場所に居たことで、自分に正直になって新たな一歩を踏み出すのです!)

大晦日から新年のカウントダウンパーティーまでのドタバタ騒動の最中にも、ハートウォーミングな出来事がたくさんあって、出演陣は豪華メンバーだし、映画そのものが賑やかなお祭り騒ぎという雰囲気で、新年を迎えるめでたさあふれるコメディー映画です🎬


わたしも、2022年は自分の心に正直に、夢に一歩でも近づけるように行動していきたいと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました!

どうぞ良い年越しを✨


そして2022年もどうぞよろしくお願いいたします😊