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「世迷いごとと言われようとも。」

初めてフラれたのは幼稚園児のときだった。
同じクラスの女の子にしつこく好きな子は
誰だと聞かれ言ってしまい
すぐさまバラされてしまったのだ。

30を過ぎた今でも忘れられぬほど
戦慄が走ったことを覚えている。
その好きな子がスタスタ向かってきて
「わたしあなたのことスキじゃないから。」
ショックだった。

これが原因だったかは定かではないが
何度もフラれた学生時代を謳歌することになった。
それも恋に消極的になってしまったのか
告白もせず、あの子は誰がスキだとか
付き合っていることを耳にし
静かに連敗記録を塗り替えることになっていった。

女の子に免疫のある男たちはある程度の
コミュニケーション能力と
ポジティブで明るい者たちで構成されていた。

そういった選ばれし者たちとおなじ女性を
好いたことがあったが勝負にすらならなかった。
経験値が違った。
まさに竹槍と戦闘機ほどの差があったように
感じた。

わたしの場合は運よく青春時代が
終わる前に連敗記録を脱することができたが
もし、そのまま社会へと放り出されていたと
するならば性犯罪に手を染めていたかも
知れないと思うようになった。

児童への性犯罪や女性への暴力。
他人事ではなかったかもしれないのだ。
そんな犯罪者を生み出さないように
義務教育のカリキュラムに取り入れては
くれないものだろうか。

女性の気持ちや相手の気持ちを
考える時間を作る。
模擬的に告白する練習やデート。
外部からホストやホステスを迎え入れ
プロの教える口説き方や気配りなどを
講義し、技を盗ませるのだ。

最初は世迷いごとと思われるかもしれないが 
1期生から進むにつれ世の中に対して
一般化してしまえば受け入れられることになる。

要は義務教育で "恋愛 " について教示することで
出生率問題の改善にもなり
性犯罪の減少に期待がもてるかもしれない。

シンプルに楽しいと思う。

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