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素敵すぎる映画館、劇場、カフェへ

ストロッツィ広場にあるルネッサンス様式のフィレンツェ最古の映画劇場が大規模な改装を経て、「GO - GIUNTI ODEON」Giunti Odeon bookshop and cinema として、2023年11 月4日にリニューアルオープン。
Sergio Giunti社長は「美しさに富んだ建物で、フィレンツェの伝統、芸術と歴史が息づく多くの都市、国際的、文化的な経験、出会いが出来る空間としてGiunti Odeon は映画館や書店以上のものになりたいと考えています。」と語る。

Giunti Odeon Libreria e Cinema

<歴史>Brunelleschiの設計に基づいてPalla Strozziの依頼で1457年にPalazzo Strozzinoが建設。1890年に買収。後ホテルとなるが、20世紀初頭に用途を変え、劇場として使用する為Adolfo Coppedèのデザインで工事開始。第一次世界大戦で中断。再び工事開始し、完成したのは戦後1922年12 月14日で「サヴォイア劇場」として、コンサートホールや映画館を再びリニューアル。イタリア系アメリカ人映画会社の社長Alessandro Aboafが建物を所有し、建築家Marcello Piacentini eとGhino Venturi に依頼しモダンなホールを建設。宮殿の建築工事が難航し、何十年にもわたって行われ、オリジナルの“dello Strozzino”の部分が失われてしまったが、新しい劇場は楕円形で 1200 人収容のドーム型開閉式屋根や彫刻家Giovanni Gronchiのレリーフで装飾されたボックスとギャラリー。(現在はディスコ)Luigi Rossoによってフレスコ画が描かれ、第二次世界大戦後、劇場は、odeonという名で映画館になった。(1934 年にフィレンツェで初めて音響付き映画“Cantante pazzo”, 『クレイジー・シンガー』がここで上映。音楽演奏やショーが開催。)Gabriele Ametranoの元で文化プロジェクトが進み、1936 年から映画館を経営してきたゲルマーニGermani家が、Giunti Editore (1841年創業の出版社)と協力してリノベーションを進め、Benaim Studio は、最高のエレガンスな建物に最先端のテクノロジーを統合する複数レベルのデザイン。本棚は、Studio Rogers di Londra。アール・ヌーヴォー、リバティ様式の内装やスクリーンを導入して、storozzino宮殿の修復と改修が完了。Giunti Odeon は現在、本、映画、音楽、芸術、演劇を単一化、組み合わせた 1,500平方メートルのスペース。Gloria Germani eとMarco Luceriのキュレーションした映画館スクリーンへの映写。映画撮影では、Cineteca di Bolognaの協力により、復元された古典作品の映画上映。新構造には、映写用の 2 つのスクリーン (夜の映画上映用と昼間のエンターテイメント用のLEDウォール) を完備。Maestro Federico Maria Sardelli がGiunti Odeonの為に作曲し、制作したOdeon Renaissanceが上映の間に流れる。198席のシネマルーム(昼間はエンターテイメント夜21:00からは、オリジナル言語と字幕付き映画上映。勉強や読書に特化したスペースも有る。)と本棚が設置されたスペース。文化的プログラムとして書籍の紹介から、イタリア人や海外からのゲストとの会合、美術展(6 週間ごとに現代アーティストの展覧会を開催する展示スペースも有る)、コンサート、朗読、子供向けの読書ワークショップまで多岐にわたる。カフェレストランも併設(Giunti Odeonに移転する前からすでに存在。)

正面エントランス
右🖐️の階段の隣は本棚型のエレベーター

Cafe Odeon / 08:30~00:00
本屋 / 09:30~00:00
(一般向け、映画やアート愛好家向けの書物も扱う)
映画館 / 21:00~00:00
(エンターテイメントが毎日上映。21:00時以降は映画上映。)
書店は、680平方メートルにわたり、1200メートル以上の棚に25,000冊以上(オリジナル言語も含む)が並ぶ。
書店スペース、広くてゆったり。本好きな人はたまらない📕😆
Chi vuol essere lieto, sia: di doman non c'è certezza
愉快でいたい人は楽しむがよい 明日に確かなものはないから
人生楽しんで、幸せでいようよ。
明日は、何が起こるか、わからないから。

 ロレンツォ・デ・メディチ『謝肉祭歌集』「バッコスの歌」

階段を登って

2階へ
カーテンの幕内は素敵な柱に支えられたシネマスペース
天井が素敵
2、3階は映画鑑賞席。期間ごとに変わる無声映画が一日中上映。
くつろぎながら、映画鑑賞、
 日中はガレリア席で仕事、勉強、読書、休憩なども利用可能
彼女の向かう先には、多目的ルーム
レオナルドダヴィンチの書物のコピーも販売
レオナルドダヴィンチの書物コピー展示
ガラスケースに収められてる。
カフェへ

1階の書店のドアの向こうは、カフェよ。
📕のページをめくるみたに🚪を開くと

開らいたドアの背には本棚のデザインの壁
オシャレなライト
カフェ内
ワイン棚
アーチ型の天井素敵
鏡に映る天井もまた素敵
パニーニやケーキのウインドウ
ビストロの女性シェフは、Ferragamo Jrのオーストリア出身の奥様(3人のお子様の母であり、シェフ)。オーストリアウイーンにあるカフェを意識しているのだそう。
Artisan Companyのコーヒー、Via del Tèの紅茶。
オーストリア、アメリカのケーキ。
友人とアラビカ種の美味しいカフェを頂いたよ♡
☕️がそれぞれ別の柄☕️
心地が良い🙆😊
Odeonを多文化空間として、新たな命を吹き込んだGiunti氏とリンクしたシェフTini🧑‍🍳cafe odeonでは、トスカーナの味、家庭の味と国際的な味を組み合わせ、さまざまな料理を提供。週末は、ミクソロジストAntonio Romanoのカクテルをカフェバー、ビストロで料理と共に楽しめるそう。
🍽️シェフのTini Ferragamo🍽️
素敵な空間。フィレンツェオススメスポット♪

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