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フィレンツェでトスカーナ伝統料理が美味しいお店😋

サンタマリアノヴェッラ広場直ぐで観光客にも便利な立地のお店、地元人も絶賛する美味しいお店😋

店内の装飾が楽しい😃

ワインも店内の棚にあらこちらに装飾
自転車がぶる下がってるよ🚲
今日のワインはソムリエの友人が別の物をオーダーしたが、店員さんがお客さんにボトルを見せ、確認もせず、いきなり開けてしまって、別物である事が発覚。「気に入れば、初めにオーダーしたプライス(値段が間違えたワインの方が高い)のままにするが気に入らなかったら交換する。」と言ってくれたので、迷ったが、こちらのワインに留まったよ♡伊友人だったら絶対変えてもらっていたところだけど、日本人友人は気の毒に思い、こちらで納得。ソムリエ友人的には料理には友人セレクトワインの方が、おすすめで、ランチに少し軽いものをと選んでくれたみたいだったが、これはこれで美味しかったから、よしとしよう...。ワインはボトルを開ける時気をつけて必ず確認してから開けてもらわなければね。
フレッシュな伝統塩なしトスカーナパン(Pane Toscano)別名Pane sciocco(マヌケなパン)
トスカーナ料理は塩味しっかりなものが多いから?というのも…。だが、歴史的政治情勢が関係。トスカーナの中心都市フィレンツェは、12世紀、海洋国家のピサと対立。ピサが港を封鎖し、塩の商いも妨害。その事で、フィレンツェに塩が制限され少量しか入らず高騰。 困ったパン屋さんは、塩無しパンを作り始めた。塩なしパンは、トスカーナだけではなく、ウンブリア州、マルケ州の一部でもある。
塩がないパンなんて…。と思う方も多いと思うが、味の濃い料理や塩味の強い加工肉には、オススメ!
ワインで乾杯
黒い果実とチェリーの香り。繊細なスパイシーさが、口いっぱいに広がる。
トリュフのタリオリーニ
タリオリーニ(tagliolini、タリエリーニ - taglierini)とは、伊語で「細切り」の意。主に北イタリアピエモンテ州でつくられていいて、タヤリンTajarinと言う名でも親しまれている。中南部のモリーゼ州の伝統パスタでもある。カッペリーニとタリアッテッレの中間の幅1mm〜3mmのロングパスタ。オイル系、トリュフ、きのこ類のパスタによく使用。秋の味覚トリュフの香りを楽しみながら美味しく頂いたよ♡
ミニタコのピリ辛トマトソースキッターラ
キタッラ(chitarra)とは、伊語で「ギター」の意。イタリア中南部のアブルッツォ州はギターの弦メーカーの発祥地。パスタキタッラの生まれた地。(アブルッツォ州ラクイラ生まれのパスタ。)キタッラというパスタは、四角い木の枠に弦を張ったギターのようなキタッラ(chitarra)という道具に平たく伸ばしたパスタ生地を弦に乗せ、麺棒で、転がすと断面が四角いロングパスタに成形。弾力のある独特な食感とソースの絡みがよい伊で人気のパスタ。ちなみにアブルッツォは、我が夫君の故郷で、アブルッツォの実家周辺のお家には一家に一台あるパスタ道具なのよ。田舎なので、自分で作った麦を粉にするところからはじめて、この道具を使って手作りのキタッラパスタを食べているお家も多いのよ。

子だこジャコーダコは、 イタリアではmoscardini(モスカルディーニ)と呼ばれる。柔らかく煮込まれたミニだことキタッラパスタにピリ辛トマトソースがよく絡み、たまらなく美味しかった♡
ペポーゾ
Peposo alla Fornacina”又は peposo all'imprunetina。Peposo(ペポーゾ)はPepe=胡椒のことで、粒のままの黒胡椒と一緒に赤ワインで長時間煮込むスパイシな牛すね肉(ゼラチン質を多く含み、煮込むとトロッとした食感になる)の赤ワイン煮込み。alla Fornacina=溶鉱炉風・窯職人風。
o all'imprunetina=インプルネータ風。フィレンツェ「ドゥオーモ」のクーポラ(ドーム天井)の建築にフィレンツェ郊外の街インプルネータ(上質な粘土が多く採れるため、テラコッタと呼ばれる素焼きの焼き物の産地として栄えた街)の煉瓦職人たちが15世紀、フィレンツェのドゥーモにクーポラ=円形の屋根の建設が始まり、インプルネータの職人たちが呼ばれ、彼らが仕事の合間に食べていた料理。  朝から晩までレンガを炭火で焼く窯の隅に、材料と赤ワイン(地元のキャンティワイン)を入れたテラコッタの鍋を置いて、じっくり煮込んだ料理。 クーポラ建築作業は重労働。 安い部位の固い肉を臭み消しに大量の胡椒を入れ、長時間煮込むことで柔らかくなり、スパイシーで濃厚な味に仕上がり、少量でもたくさんのパンが食べれて、お腹いっぱい職人達の空腹を満たし、スタミナをつけるお肉の煮込み料理。クーポラの設計士のフィリッポ・ブルネレスキも好物で食べていたとか。フィレンツェの伝統料理として、親しまれている。柔らかくてジューシーに煮込まれたお肉。ナイフがなくても切れる。本来胡椒の辛味が強いが辛味を抑える、スパイシーではあるが、マイルドに仕上げている。
オーソブッコフィレンツェ風グリーンピース添え
Osso =骨、Bucco=穴
Ossobuco=骨付き牛すね肉
骨付きすね肉は調理すると中心に穴の開いたような形になるのが特徴。(調理中に骨の中央の骨髄が縮んで穴ができる。)オーソブッコはミラノで生まれたトマトのない時代に白ワインで煮込みサフランリゾットといただくのが定番。フィレンツェ風はトマト入り。こちらもお肉柔らかくでとっても美味しかった♡
ティラミス
1875年に創業したヴェネト州トレヴィーゾの老舗レストラン「レ・ベッケリエ」発祥のお菓子。他の地域の発祥説もいくつか存在。ヴェネト語(ヴェネツィア語)「Tiramesù」といい、標準語では「Tiramesù」。「tira(引っ張って」+「mi(私)」+「su(上へ)」を組み合わせ「私を引っ張り上げて」「私を励まして」「私を元気づけて」という意味が込められていているイタリア定番のお菓子。マスカルポーネチーズクリームとヱプレッソを染み込ませたビスコッティを層に重ねて仕上げにカカオを振りかけたクリーミーで口当たりの良い菓子。
トルタパラディーソー
Torta Paradiso
Paradiso=天国
ロンバルディア州パヴィア発祥のfecola di patate=片栗粉を使った軽い生地のバターとレモン、オレンジの風味の良い焼き菓子。リコッタチーズクリームをサンド、ブルーベリーのソース。ふわふ食感でリコッタとマッチ。
ムッファート デラ サラ 2019 カステッロ デラ サラ (アンティノリ)
アンティノリがウンブリアで土着品種と国際品種イタリアののソーヴィニヨン ブラン、リースリング、グレケット、トラミネール、セミヨンと葡萄の収穫は全て手摘みで行い、ブレンドして生み出す「ソーテルヌ」と同じく貴腐菌がついたブドウで造られる 華やかな香りと果実に甘みがぎゅと詰まった濃密な味わいの甘口ワイン。最初はトラミネールから始まり、リースリング、ソーヴィニヨン ブラン、セミヨンへと続き、最後にグレケットを収穫。グレケットはブドウの皮が厚く、貴腐ブドウになるのが遅いため、一番最後に収穫。ブドウは、ベルトコンベアーで品質選別。ブドウの房は除梗されず、優しく破砕さ。圧搾されたマストは、約17度に温度管理され、18日間発酵します。アルコール発酵後、6ヵ月フレンチオークで熟成。その後さらにステンレスタンクで2年熟成されます。 程よい甘さと軽い香ばしい感覚と長い余韻 力強く明るいゴールデンイエローの色調。柑橘系のアロマに桃、ドライアプリコット、サフランのデリケートなノートが加わり、深みのある複雑な香りが特徴。口いっぱいに広がる味わいは、甘いが甘すぎず、軽い香ばしい感覚と長い余韻。バランスのとれ、すぐに味わうこともでき、時間をかけて熟成させることで、アロマの複雑さが増す。 イタリアの貴腐ワインの中でも、最もフレッシュで早くから開けて愉しめる。
全て美味しく大満足♡

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