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劇場版「ガンダム~ククルス・ドアン島」とレジェンド声優について

先日、劇場版 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 を見てきました。
ガンダムのTVシリーズのたった1話にすぎない話をどうやって劇場版にするのかとても興味があったからです。

それから古谷徹さんが「15歳のアムロがどう演じられるのか」にも興味がありました。
最近は名探偵コナンで「安室零」役をなさっているので、声はよく聞いています。
しかし安室とアムロでは性格も年齢も全く違う。
その差を見てみたかったというのもあります。

そういえば、こんな記事がありました。

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』アムロ役・古谷徹さん 第一線で活躍を続ける原動力

https://www.asahi.com/and/article/20220602/417835758/

内容を読まれるとわかりますが、プロ意識の高さに敬服します。

それと個人的な感想ですが「脚本が上手いな」と思いました。
古谷さんが無理をしなくても、自然にアムロが演じられるようにシチュエーションなどを計算していたように感じました。
「島に暮らす子どもたちが非常に活発で、部外者であるアムロはタジタジ……」
この状況を使うことで必要以上のアムロのセリフを作らず、いわゆる息演技が多い。
そして息演技だけで感情を表現するのはベテランならではの技量が必要になります。
古谷さんはどうしても大人なので少年声を作るのは辛くなりますが、それを脚本でもカバーし、上手に古谷さんの演技をサポートしつつ引き出していた……と、私は感じました。

TVシリーズになぞらえているので、最後にはドアンザクは海に投げ捨てられることになりますが、今回の映画用の物語だと全てが解決してしまったので「いまさら捨てる必要がある?」と感じてしまいました。

ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。