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足がつりやすい人のセルフケア方法

ふくらはぎがつってしまう。

それでお悩みの方は多いかと思います。

原因はいろいろ言われはあります。

例えば、ミネラルの問題など。

ただ、今回は身体機能の部分でふくらはぎがつってしまう原因とその対処法についてまとめたいと思います

原因

ふくらはぎがつってしまう人は、お尻まわりの筋肉や足部の筋肉が上手く使えてない事が多いです。

専門用語で言うなら、

お尻まわり→大殿筋、ハムストリングス上部

足部→足底方形筋、後脛骨筋、長腓骨筋

などを指します。

もちろん、ふくらはぎ自体(正確には腓腹筋、ヒラメ筋)の硬さが原因になることもあります。

ただ、ふくらはぎ自体が硬くなる原因として、上下にある筋肉が硬くて機能していないため、ふくらはぎに過度に負担がかかるという状態があります。


セルフケア方法

ふくらはぎがつらないようになるためには、上記の部位へのアプローチ、セルフケアが必要になります。

お尻まわり


①大殿筋

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(visible bodyより引用)
上図のように、お尻にある大きな筋肉です。

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写真のように、股関節を前後に開き、前側の足を胸と垂直になるように置き、胸が足に着くように上半身を倒して行きましょう。

この時、前側の足が胸と垂直をキープできなければ手で押さえてもらっても大丈夫です。

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こんな感じで、痛すぎず、呼吸を止めないように注意しましょう。


②ハムストリングス

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(visible bodyより引用)

図のようにお尻の付け根から膝の内側と外側に向かっている筋肉です。

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写真のように内側と外側のハムストリングスの間に指を入れ、膝の曲げ伸ばしをしましょう。

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こちらも痛すぎないように圧迫の強さに注意しながらリラックスして行いましょう。



足部

③足底方形筋

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(visible bodyより引用)
足の裏の奥の方にある筋肉です。

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足の裏のど真ん中くらいに指を奥の方まで沈ませます。
(この時力ずくで奥まで押すのではなく、ジワジワと指が沈んでいくようなイメージで触る)

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その状態で足の指の曲げ伸ばしをしましょう。



④後脛骨筋

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(visible bodyより引用)

脛の骨の内側を張り付くように走行する筋肉です。

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骨のラインにそって、指をグッグッと押していきます。

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痛気持ち良いくらいの刺激で十分効果が得られます。

強すぎるとかえって筋肉を痛めてしまうので注意しましょう。



⑤長腓骨筋

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(visible bodyより引用)

足の脛の外側を走行する筋肉です。

後脛骨筋と足の裏でクロスして足部の安定性を保ちます。

外側で荷重しやすい人はパンパンに張っていることが多いです。

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圧迫して脛の上外側を軽くマッサージするようにケアしましょう。


患部自体

ここまでは患部以外の所の硬さが患部の負担を大きくするという前提で話を進めてきました。

しかし、すでによく足をつってしまう方などは患部の問題も存在します。

患部以外の硬さをとりつつ、患部へのケアも行なっていきましょう。


⑥腓腹筋、ヒラメ筋

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(visible bodyより引用)

ふくらはぎには2つの筋肉が存在します。

表層に腓腹筋、深層にヒラメ筋という筋が走行し、途中でアキレス腱という共同腱へと移行していきます。

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筋腱移行部と言われる、ふくらはぎの真ん中でボコっと膨隆したところの下部辺り(シコリのようになっている部分)を押さえながら足首を動かしましょう。

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⑦アキレス腱

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(visible bodyより引用)

踵の骨の少し上辺りを上から圧迫して足首を動かしましょう。

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ここが硬いとアキレス腱断裂などにも繋がったりするので注意が必要です。




まとめ

上記セルフケアをどれくらい行えば良いかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

それに関しては痛みがない状態まで持っていくのが理想です。

人によっては10回くらい行えばとれる痛みも、他の人には30回とか行なっても取れないこともあるからです。

大事なのは、その日だけケアをするのではなく、毎日継続して行うということです。

簡単に変わるような部位は、そんなに大きな問題にはなりません。

もしくは、簡単に変わるような部位はすぐに元に戻ってしまいます。


積み重ねられた根深い部位が変わってくるから、身体の変化は大きくなります。

私の経験上、1週間くらい続けていると押した時の痛みが変化してきます。


「簡単に変わる」、「一瞬で変化がでる」

そんなフレーズが世の中に出回っていますが、そんなフレーズばかり求めて飛びつくのではなく、

地道に継続して、これから先の長い年月が良い状態になるように努力していきましょう。

お読みいただきありがとうございました。

感謝・謙虚・敬意
知行合一・凡事徹底
岩瀬 勝覚


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