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試合時の糖質補給について

 予選と準決勝、決勝の間にいかに身体を回復させるかが勝敗を分ける重要なポイントになってくる。疲労の種類には数多くあるが、今回は消費したエネルギーの回復にフォーカスする。


 消費したグリコーゲンはできる限り早く炭水化物を摂取することで回復を早められる。できる限り早くというのが重要。具体的には1−1.2g /体重/時を4時間継続して摂取する。以後は通常通りの食事をおこなう。例えば60kgの人は60-72gずつ4時間摂り続ける。固形、液体による吸収の差はない。60gと聞いて少なく感じる人もいるかもしれないが、4時間食べ続けると意外としんどい。そこでタンパク質と一緒に摂ると炭水化物の吸収もよくなる。実際にやってみたが、決勝直前の脚の疲労感は少なく感じた。20gのタンパク質と40gの糖質にしてみると摂りやすくて良いかもしれない。レース直後にゼリーを摂って、糖質を溶かしたプロテインとオレンジジュースをダウン中に飲む。ダウン後は炭水化物量が多いので大福がおすすめだ。物によるが1つで50gぐらいの炭水化物が摂れる。

 試合時は消化能力が落ちているかもしれないので注意する必要がある。レースの数日前からグリコーゲンローディングをする人もいるかもしれないが、多少の体重の増加はエネルギーが筋肉や肝臓に貯まっているだけなのであまり気にしなくても良い。2−3日では特に体重の増加はないという研究も見た記憶がある。そこまで体重の増加は意識する必要はないと思われる。


1500のようにレース感が24時間以上空く場合は通常の食事で回復できるとされている。ただ、個人的には早く回復しているに越したことはないと考えているので、24時間以上空く場合でも素早くグリコーゲンを補給するようにしている。


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