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小さなお店の小さな素敵な出会い

今、私は田舎の小さなお菓子屋さんで働いている。

働いているのは穏やかなオーナーシェフとパートのキュートなおばちゃん、そして私の3人。

もう、これだけで映画の設定に出来そうな雰囲気。

当たり前ではあるけれど、3人とも性格や過ごしてきた環境が違っていて考え方なんかも全然違ったりする。
ただ、それを何となく認め合えている空気感が私は好き。
言いたいことも言い合ったりするけど、結局3人で笑って働いている。

そして、お客様とのほんの少し交わす会話が私を更にわくわくさせてくれる。
アパレルで働いていたときもお客様との会話は楽しかったけど、今はまたちょっと違った楽しみがあったりする。
カフェなんかも併設していないお店だからお客様の滞在時間なんてそんなに長くない。その短い限られた時間で1人1人のお客様を断片的にだけど知ると、その後のストーリーがより私の想像力を掻き立ててくれる。

先日のこと。
某大学のアメリカ人と中国人留学生の2人が来店してくれた。2人とも、とても日本語が上手で驚いた。
色々な国の話を3人でして、私の知っている中国語の単語についてもちょっと話しただけで3人で盛り上がってしまった。
もっと話したい!と思いながらもお客様をお見送りする。
もう少し話したい!もっと知りたい!という欲が絶妙な塩梅で私をわくわくさせるのかも知れない。

毎日が今日はどんな出会いがあるだろうと想像すると楽しくなる。

小さなお店に小さな素敵な出会いがいっぱい詰まっている日々。

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