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1分読書メモ:なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

「コンサル一年目が学ぶこと」にて本質を追求するための参考図書として紹介されていた本。

タイトルは「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」だが、ゴッホとピカソの逸話は少ししかなく、ほとんどはお金、価値、信用といったものの本質について論じている。

個人的には、お金とは直接関係がない「使命を見つけるための最良の方法は、それを探すことではなく使命でないもの(私心・私欲)を徹底的に削ることである」という話が一番印象に残っている。
この話から「本質を見つけるためには、実はそれ自体を探すことではなく、本質でないものを見ないようにするということが近道である」と抽象化して読み取った。

本題のお金に関して印象に残っているのは以下の話。


お金とは、価値の結果であり、信用を数値化したもの。
Webにより個人の信用は可視化され、永久に保存される社会となった。
個人の信用が可視化されお金に換えることが可能な社会では、私たちは皆「上場」していて「株価」がついているということになる。

少額でも小切手を多用し、実質0円で買い物を続けていたピカソの話は「そんな手があったのかと目から鱗だった」
※小切手を換金して買い物の代金を得るよりも、ピカソのサイン入りの小切手の方が店主にとっては価値が高く換金しない(=信用をお金に変えているということ)

本書を通じて、お金はコミュニケーションの手段の一つでしかなく、絶対的なものでは無いということがよく分かった。
本書から得たエッセンスを自身に加えて、これからも物事の本質を見抜く力を磨いていきたい。

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